ファナックは、産業用PC「FANUC iPC」のラインアップにAtom CPU搭載のエントリーモデルを追加した。PC制御部の厚さが30mmと薄いため、制御盤の薄型化に寄与する。
ファナックは2024年12月24日、産業用PC「FANUC iPC」のラインアップにAtom CPU搭載のエントリーモデルを追加したと発表した。
FANUC iPCは信頼性、保守性、機能性に優れた産業用PCで、ネットワーク上に配置したり、既存設備に後付けしたりと多様なケースで導入できる。
追加したエントリーモデルは、PC制御部の厚さが30mmと薄いため、制御盤の薄型化に寄与する。LCDユニットは、ハイエンドおよびミドルレンジモデルと同一のものが使用できる。
今回、表示器のラインアップに18.5インチワイドLCDモデルも追加した。全サイズに高信頼性のタッチパネルを搭載。切削液や水の付着、電気的ノイズなど従来の静電容量式タッチパネルの課題だった誤動作リスクを大幅に軽減する。また、タッチパネルは手袋での操作にも対応する。
OSは「Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021」を搭載し、FANUCシリーズの最新CNC「500i-A」や「30i」「31i」「32i-MODEL B Plus」「0i-MODEL F Plus」と接続できる。
ファナックが国際規格対応防爆協働ロボット、塗装環境でも直接教示可能
最大20mまで0.5m刻みで調整、ファナックのロボットシステム用モジュール型走行軸
ファナックが800kg可搬のパレタイジングロボット、各軸最高速や動作領域を向上
スマート工場化は次段階へ、AI活用の定着とアプリケーション拡大に期待
スマート工場は“分断”が課題、カギは「データ取得」を前提としたツールの充実
エッジは強く上位は緩く結ぶ、“真につながる”スマート工場への道筋が明確にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク