ファナックは、800kg可搬のパレタイジングロボット「M-410/800F-32C」を発表した。可搬質量、各軸最高速、動作領域、ロボット設置面高さの自由度を向上し、幅広い産業分野で大型や重量物の搬送に活用できる。
ファナックは2024年5月14日、800kg可搬のパレタイジングロボット「M-410/800F-32C」を発表した。700kg可搬の「M-410iB/700」の後継モデルとして、同年8月から量産を開始する。
同社のパレタイジングロボット「M-410」シリーズは、これまで可搬質量110kgから700kgまでのラインアップを展開してきた。新たに800kg可搬の新機種を投入することで、M-410シリーズの最大可搬能力を強化する。
新機種は、可搬質量、各軸最高速、動作領域に加え、コンパクトなJ1ベースの採用により、ロボットの設置面高さの自由度が向上している。また、ロボット外部に張り出していた可動ケーブルをロボット本体内に収容し、ケーブルと周辺設備の干渉を防止するなど、デザインのスマート化を図った。新型ロボット制御装置「R-50iA」に対応し、幅広い産業分野で大型や重量物の搬送に活用できる。
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