ITエンジニアの働き方の理想と現実、転職事情を調査キャリアニュース

リブセンスが運営する「転職ドラフト」が「ITエンジニアの働き方」に関するアンケート調査を実施した。ITエンジニアの働き方の理想と現実、人事担当者がITエンジニアの採用で重視することなどを調べた。

» 2023年03月23日 09時30分 公開
[MONOist]

 リブセンスが運営する「転職ドラフト」は2023年3月15日、「ITエンジニアの働き方」に関するアンケート調査結果を発表した。同調査の対象者は、ITエンジニアとITエンジニアの採用を担当する人事担当者で、ITエンジニア400人(男性386人、女性114人)、人事担当者100人から調査サンプルが集まった。

 まず、ITエンジニアに「リモートワークの重要度」を尋ねたところ、「重要」(35.5%)、「やや重要」(36.8%)を合わせて72.3%が重要と感じていた。

キャプション ITエンジニアのリモートワーク重要度 出所:リブセンス

 これを性別および未婚既婚別で見ると、リモートワークを重要と考えている割合は未婚男性が71.1%、 既婚男性が72.8%、未婚女性は79.5%、既婚女性65.5%で、男性は既婚、女性は未婚の方が回答割合が高かった。

 また、ITエンジニアに「理想のオフィス出社頻度」を尋ねたところ、トップ3は「週2日程度」(20.0%)、2位「フルリモート(原則在宅勤務)」(19.8%)、3位「週1日程度」(17.5%)となった。1位の「週2日程度」と2位の「フルリモート」は、ほぼ同数となっている。

 実際の出社頻度は、1位が「週5日以上(フルオフィス出社)」(28.3%)、2位が「週の3〜4日程度」(18.3%)、3位が「フルリモート」(16.3%)となった。なお、週3日以上出社している人の割合は46.6%となっている。

キャプション ITエンジニアの出社頻度 理想と現実 出所:リブセンス

 子どもの有無で見ると、同居する子どもがいる人の理想の出社頻度は「週2日程度」(21.8%)が最も多かった。次いで「週1日」(20.4%)、「週3〜4日」(19.7%)となっている。子どもがいない人の理想の出社頻度は「週1日程度」と「フルリモート」(23.0%)が同率で最も多かった。

 次に、ITエンジニアで「フルリモート(原則在宅勤務)」が理想と回答した人にその理由を尋ねた。その結果、トップ3は「出社するメリットが感じられないから」(59.5%)、「オフィスへの移動時間の負担を減らしたいから」(58.2%)、「リモートワークに慣れたから」(40.5%)となった。

キャプション 「フルリモート(原則在宅勤務)」を理想とする理由[クリックで拡大] 出所:リブセンス

 続いて、現在リモートワークを推奨していない企業に、今後推奨する予定があるかを尋ねた。結果は、「いいえ」が45.7%と半数近くを占めた。「検討中だと思う」や「分からない」も20%台で、現在リモートワークを推奨していない企業は、今後も推奨しない方針であることがうかがえる。

 「リモートワークを推奨しない(できない)理由」は「コミュニケーションが希薄になるから」(31.0%)が最も多かった。2位は「出社が必要な業種だから」「非効率的だと考えるから」(同率27.9%)となった。

ITエンジニアが転職で重視すること、苦労していること

 人事担当者がITエンジニアの採用を強化する上で最も重視していることは、1位が「コミュニケーション文化のアップデート、風土づくり」(35.0%)、2位が「ワークスタイルの魅力」(34.0%)、3位は「企業の規模、安定性、成長性」(33.0%)だった。

キャプション ITエンジニアの採用強化で重視すること[クリックで拡大] 出所:リブセンス

 一方、ITエンジニアが転職検討時に重視することは、1位が「給与、待遇」(64.8%)、2位は同率で「ワークスタイルの魅力」「社員の人柄、雰囲気、文化」(38.5%)だった。

キャプション ITエンジニアが転職検討時に重視すること[クリックで拡大] 出所:リブセンス

 「ITエンジニアが転職活動で苦労していること」は、1位が「選考に必要な書類の作成と、記載した書類内容の確認」(24.5%)、2位は3つあり「応募可能な求人を探すこと」「転職で求められるスキル、技術を把握すること」「選考に向けて、自分のスキルや能力を洗い出すこと」(同率23.5%)だった。自身の経験やスキルの棚卸しをしたり、応募企業に合わせて準備、対策したりすることを苦労、負担と感じている人が多いようだ。

キャプション ITエンジニアが転職活動で苦労していること[クリックで拡大] 出所:リブセンス

 ITエンジニアが転職を検討しているときに最も参考にする情報収集手段を尋ねたところ、「転職サイトの求人情報」(50.5%)が最も多かった。次いで、「企業のWebサイト」(43.3%)、3位「転職エージェント」(39.3%)となっている。

 人事担当者がITエンジニア採用において力を入れている情報発信手段は「SNS」(25.0%)、「テックブログ」(22.0%)だった。

キャプション ITエンジニアが転職時に参考にする情報収集手段 出所:リブセンス

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