マブチモーターは、移動体向けブラシレスモーターユニット「MS-94BZD」「MS-94BZE」「MS-94BZF」の販売を開始した。高トルクに適した減速比20の遊星減速機構を採用するなど、AGVやAMRなどに適した仕様になっている。
マブチモーターは2023年2月13日、移動体向けブラシレスモーターユニット「MS-94BZD」「MS-94BZE」「MS-94BZF」の販売開始を発表した。AGV(無人搬送車)やAMR(人協調型自律移動ロボット)などに適した仕様になっている。
既存製品の減速比10.33に対し、新製品は高トルクに適した減速比20の遊星減速機構を採用し、積載搬送走行時のラジアル荷重をダイレクトに保持できる。停止状態を保持する電磁ブレーキや、駆動ユニットの車輪とブラケットは選択可能。リード線周辺部には、防水保証IPX4の気密性の高い防水構造を採用した。
本体のサイズと重さは、MS-94BZDが85×105.5mmで2.8kg、MS-94BZEが85×147.5mmで3.4kg、MS-94BZFが150×212.5×200mmで5.1kg。瞬時最大出力(最長10秒)は348W、瞬時最大トルク(同)は32Nm、定格出力は203W、定格トルクは16Nm、許容ラジアル耐荷重は700Nだ。専用コントローラー「DS-34EC1-IS221」をオプションで提供する。
アイシンが知能ロボットとAGVで工場内物流を自動化、製造品質と安全性を向上
“柔軟に変化する生産ライン”のカギであるAGV、その価値と課題
エレベーターでAMRが移動、自動化で1日当たり47kmの搬送を削減したOKI鶴岡工場
自動運転EVによる搬送サービスを月額38万円で開始、ヤマハ発動機とティアフォー
人海戦術による仕分けから脱却、山善の物流拠点がAGVでスマート化
倉庫内のマテハン機器を賢くつなぐ、三菱重工が自動ピッキングシステム提供開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク