日機装は、300℃の高温で大面積の凹凸構造を均一加圧するプレス装置「3Dプレス」の販売を開始した。金属基板の製造において、銅回路と樹脂シート、金属を一括で圧着できる。
日機装は2023年1月25日、金属基板の製造において、大面積の凹凸構造を均一加圧するプレス装置「3Dプレス」の販売を開始した。独自の3Dプレス方式により、銅回路と樹脂シート、金属を一括で圧着できる。
基板や回路を特殊ゲル状加圧媒体で包み込み、加熱および加圧するため、凹凸構造をしていても大面積へ均一加圧できる。加圧媒体の熱劣化を防止しつつ、真空下で300℃までの急昇温と急冷却できる。
銅回路の厚みは2mmまで対応。熱抵抗が低減することで放熱性が向上し、EV(電気自動車)で要求される大容量電流に対応する。また、ワークを特殊ゲル状加圧媒体で包み込み圧着するため、接着層の流れ出しを抑制する。
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