アルプスアルパインは、メーター値を遠隔モニタリングできる、後付けタイプのIoTソリューション「アナログメータ監視システム」の量産と販売を開始する。巡回検針工数を低減し、目視による読み取り、転記ミスも防止する。
アルプスアルパインは2022年3月31日、メーター値を遠隔モニタリングできる、後付けタイプのIoT(モノのインターネット)ソリューション「アナログメータ監視システム」の量産と販売を同年4月末より開始すると発表した。アナログメーターの巡回検針工数を低減し、目視による読み取り、転記ミスも防止する。
工場や建物に既設のアナログメーターの指針に専用マグネットホルダーを装着し、磁気センサーで動きを計測する。適応メーターサイズはΦ60〜150mmで、専用マグネットホルダ―を指針に装着可能なアナログメーターであれば導入できる。
計測した指針角度は、LPWA(Low Power Wide Area)無線通信技術でクラウドサーバーに送信。メーター値を算出し、独自開発のアプリケーションで見える化することで、多数のアナログメーターの値を一元管理する。アラート通知機能を備えるため、迅速にメーター値の異常を発見できる。
磁気センサーによる計測方法は、カメラ方式よりも省エネ、省スペースとなる。また、温湿度の変化によるメーターカバーのくもり、照度不足による画像の不鮮明さといった計測環境に左右されにくい。
センサーデバイスは、1つの電源ボックスで2つのアナログメーターを測定できる2チャンネルタイプも用意する。アナログメーターのカバーを外して専用マグネットホルダーを指針に装着し、カバーを元の状態に戻して磁気センサーを取り付ける。電源ボックスは、任意の場所に設置する。
サイズは、電源ボックスが89.9×68.0×22.4(最大30.5)mm、センサー部が28.5×16.0×15.0mm。センサーデバイスの販売に加え、システム提供による年額課金制で展開する。
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