プラスチック7種を約2秒で簡単に判別できるハンディセンサーFAニュース

リコーは、プラスチックの種類を簡単に判別できる、樹脂判別ハンディセンサー「RICOH HANDY PLASTIC SENSOR B150」を開発した。測定ボタンを約2秒押すだけで7種類のプラスチックを安全に判別できる。

» 2022年04月08日 07時00分 公開
[MONOist]

 リコーは2022年3月14日、プラスチックの種類を簡単に判別できる、樹脂判別ハンディセンサー「RICOH HANDY PLASTIC SENSOR B150」を開発したと発表した。同年4月より、顧客向けの実証実験を開始する。

 廃プラスチック排出事業者や中間処理業者などの業務用途向けに開発した樹脂判別センサーで、誰でも簡単にプラスチックの種類を判別できる。

キャプション 樹脂判別ハンディセンサー「RICOH HANDY PLASTIC SENSOR B150」[クリックで拡大] 出所:リコー

 対象物にセンサーを当てた状態で測定ボタンを約2秒押すだけで、7種類のプラスチック(PE、PP、PVC、PS、PET、ABS、PC)を判別する。また、ユーザー自身が樹脂の種類を登録できるユーザー登録機能を備える。本体とAndroid対応スマートフォン向け専用アプリケーションをBluetoothで接続し、判別結果をスマートフォンで確認することも可能だ。

キャプション 7種類のプラスチックを約2秒で判別[クリックで拡大] 出所:リコー
キャプション スマートフォンとの連携も可能[クリックで拡大] 出所:リコー

 燃焼で発生する煙や臭気から判別する方法と比較して、より安全に判別できる。専門知識がなくても簡単に樹脂を判別可能で、業務負荷が軽減し、時間とコストの削減につながる。分別が容易になることで、リサイクル比率の向上に貢献する。

 独自技術を応用して開発した光学キーパーツにより、本体サイズが76×50×154mm、重さ290g以下と、小型化、軽量化している。センサー本体側にはストラップ用のフックがあり、落下を防ぎつつ楽に持ち運びができる。

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