DMG森精機は、「5軸加工研究会」の新たな体制構築と活動について発表した。セミナーや5軸コンテストの実施、会報誌の発行など、デジタルとリアルでの交流を活用して会員企業のビジネスを拡大し、5軸加工のプロフェッショナル人材を育成する。
DMG森精機は2021年2月18日、オンラインで同月16日に開催した「5軸加工研究会」の年次総会で、研究会の新体制構築と活動について発表した。
5軸加工研究会は、同社が2018年8月に設立。顧客企業に向けて、5軸加工機の貸し出しや同社の熟練エンジニアによるプライベートレッスンを実施している。
2021年からは、会員企業98社による新体制となる。新体制では、ヒューマンネットワークを生かし、共栄の関係で経営を安定化させて会員企業のビジネス拡大を図ること、5軸加工のプロフェッショナル人材を育成することを目的として活動していく。
同社は、2021年を5軸加工研究会としての基盤作りの年と位置付け、会員交流や情報発信にオンラインを有効活用することで、会員同士のネットワークを構築し、デジタルとリアル、両方の交流によって5軸文化を形成する。
具体的な活動内容は、これまで実施していた月2回のプライベートレッスンを今後も継続する。また、会員企業を対象としたオンラインセミナーを月に1回開催する。セミナーはCADやCAM、CNC装置、バイスなどの周辺装置をテーマとし、会員企業や同社のノウハウを共有しながら5軸加工技術の向上を図る。
他に、定期的なバーチャル交流会や5軸コンテストの実施、会員企業や技術サポート情報などさまざまなコンテンツを掲載した会報誌「DISCOVERY」の発行、5軸加工研究会専用Webサイトの開設などが計画されている。
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