安川電機は、ACサーボモーターの累積出荷台数が2020年8月に2000万台を達成したと発表した。累積出荷台数は2012年に1000万台を達成しており、2013年より主力機種の「Σ-7」シリーズを販売している。
安川電機は2020年9月17日、ACサーボモーターの累積出荷台数が同年8月に2000万台を達成したと発表した。
同社は、1958年に世界で初めて原型となる「ミナーシャモータ」(直流サーボモーター)を発売し、1983年にACサーボモーターをシリーズ化。1992年10月には新シリーズ「Σ-」シリーズを発表した。
ACサーボモーターの累積出荷台数は、2012年2月に1000万台を達成。2013年11月には、「Σ-7」シリーズの販売を開始した。Σ-7シリーズは、サーボ性能と安全性を向上し、環境に配慮したコンポーネントからシステムによる付加価値の向上を目指しており、現在の主力機種となっている。
現在は、デジタルデータのマネジメントのために装置内のさまざまなデータを検出し、リアルタイムな制御に役立てる機能を充実させており、さらにこの機能の強化、進化を図る。
今後は、省エネが求められる装置や移動体装置、介護、医療などのニーズに応えられる製品群をラインアップする予定だ。さらに、アメリカ、中国、ヨーロッパ、日本に開発、生産拠点を設置。販売拠点を各地に設けてサービス体制を強化し、市場の多様なニーズに対応する。
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