転職サービス「doda」が「doda転職人気企業ランキング2020」を発表した。転職したい企業の1位を「トヨタ自動車」が2年ぶりに獲得。また、2位に「グーグル」、3位には「ソニー」がランクインした。
パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は2020年6月15日、「doda転職人気企業ランキング2020」を発表した。
同調査は、22歳〜59歳の正社員男女を対象としたもので、5108人から回答があった。「転職したい会社」を1位から3位まで決めて、各企業に対し、持ち点10ポイントを志望度に応じて振り分けてもらった。そのポイントの合算値が多い順にランキングを作成した。
その結果、「トヨタ自動車」が2年ぶりに1位を獲得。2位の「グーグル」は、3位以下の企業に倍以上のポイント差を付けた。3位には昨年4位だった「ソニー」がランクインしている。
1位の「トヨタ自動車」の投票理由には、「自動車だけにとどまらない技術研究をしている」といった、幅広い事業に挑む姿勢を評価するコメントが多く見られた。
その他、昨年10位の「Apple Japan」が5位に。「Apple Japan」は、2019年12月28日を末日とする2020年度第1四半期の業績で売上高、利益ともに過去最高を記録している。投票理由には「世の中の暮らしを変える製品を継続して生み出している」などがあった。
50位までを見ると、次世代通信インフラや技術革新への期待を反映してか、通信サービスやITソリューションを提供する企業の躍進が目立った。「西日本電信電話(NTT西日本)」が23位(前年33位)、「東日本電信電話(NTT東日本)」は28位(同43位)、「NTTドコモ」30位(同53位)、「日本電気(NEC)」が31位(同105位)、「富士通」が40位(同76位)、「NTTデータ」43位(同73位)と、6社が前年から10位以上アップしている。なお、6社への投票理由には「5G」「IoT(モノのインターネット)」「AI(人工知能)」といったキーワードが多く含まれていた。
業種別に見ると、最も大きな動きがあったのは「金融」で、外資系企業が多くランクインしている。1位の「マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン」は前年は9位だった。その他、「ゴールドマン・サックス・ジャパン・ホールディングス」が3位に、「ボストン・コンサルティング・グループ」は12位、「モルガン・スタンレー」が15位に入った。また、「オリックス」が13位から4位、「日本生命保険」が18位から6位へと前年に比べ大きく順位を上げた。
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