オークマは、大きな部品の加工に適した高精度立形マシニングセンタ「MB-80V」を開発した。省スペースながら大きな加工エリアを有し、半導体製造装置や自動車金型の大型化に対応する。
オークマは2019年11月12日、大きな部品の加工に適した高精度立形マシニングセンタ「MB-80V」を開発したと発表した。
MB-80Vは、高精度、高速、強力切削が特徴の立形マシニングセンタ「MB-V」シリーズの大型展開機。大きな部品の精密加工に適しており、半導体製造装置や自動車金型の大型化に対応する。テーブルサイズは1600×800mmで、軸移動量は1600×1050×600mmだ。
AI(人工知能)による予知保全技術がマシンダウンを未然に防止し、サーモフレンドリーコンセプトが寸法安定性(温度変化8℃における経時寸法変化8μm)の高い加工を可能にする。
また、高い切粉処理能力が機内の清掃作業の頻度を減じ、多彩な自動クランプなどの高い拡張性でフレキシブルな自動化に対応する。さらに、強力主軸による高能率加工やNC制御技術「Hyper-Surface」が、生産リードタイムの短縮に貢献する。
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