「Guidable Japan」が、外国人労働者を対象とした日本国内での労働イメージ調査の結果を発表した。回答者の64%が、日本の労働システムに良い印象を持っており、職種では「技術職」や「教師」の人気が高かった。
Guidableが展開する在留外国人向け情報メディア「Guidable Japan」は、2019年10月30日、「外国人労働者の日本国内での労働イメージ調査」の結果を発表した。
同調査は、全国の20〜40代の在留外国人を対象とし、100人から有効回答を得た。
初めに、日本の労働システムについての印象を尋ねたところ、「Fair(程よい)」が29%、「Good(良い)」が35%で、64%が良い印象を持っていることが分かった。「日本での労働=ハード」が必ずしも当てはまるわけではないようだ。
その一方で、「Hard(厳しい)」と感じる人も30%いた。また、「その他」として、「会社による」「時と場合によるが難しい場合が多い」「不公平だ」「プレッシャーやストレスが多くて多忙だ」「外国人として働き方は異なるが、日本人は働きすぎだ」「非効率的だ」が各1%いた。
次に「興味がある仕事」を尋ねた。その結果、最も人気が高かったのは「Technical Jobs(技術職)」(20%)で、「Teaching(教師)」(19%)、「Engineer(エンジニア)」(16%)、「Sales(営業職)」(16%)、「Reception(受付)」(15%)が続いた。「その他」(14%)の内訳は、「オフィスワーク」4%、「通訳、翻訳」「マーケティング」が各3%、「デザイン、アート」2%、「PM」「財務」が各1%となっている。
仕事探しする上で重視するポイントは、「Salary(給料の良さ)」(35%)が最多。続いて「Working hours(労働時間)」(23%)、「Size of the company(会社規模)」(15%)、「Relationship with coworkers(同僚との関係性)」(13%)、「Job contents(仕事内容)」(12%)、「Work environment(労働環境)」「Atmosphere(雰囲気)」(各1%)だった。
「母国では見たことのない日本ならではの職業」は、「女性のホステス」「ホスト」「男性スカウト」「自動販売機スカウト」「自動販売機探し」「メイドカフェ店員」「号外の新聞を配る」「配管士」などが挙がった。
「日本での仕事探しを決意した理由」には、「日本語能力を高めるため」と「良い給料のために日本で稼ぎたい」が挙げられている。
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