日本ディープラーニング協会が、ディープラーニングを実装するエンジニアの技能認定試験「E資格」の結果を発表。第2回試験は245名が合格した。受験者の年代は20代が最も多く、業種はソフトウェア業が最多で30.2%を占めた。
日本ディープラーニング協会(JDLA)は2019年3月5日、第2回目のエンジニア資格試験「JDLA Deep Learning for ENGINEER 2019 #1(E資格)」の結果を発表した。
「E資格」は、ディープラーニングを実装するエンジニアの技能を認定する試験だ。同年2月23日に実施された第2回目の同試験は、2018年9月の第1回試験よりも50名多い、387名が受験した(受験申込者数は396名)。合格者は245名で、合格率は63.31%となった。同試験により、第1回とあわせて479名のエンジニアが輩出されている。
各科目の平均得点率は、「応用数学」が66.77%、「機械学習」が64.91%、「深層学習」は55.51%だった。
受験者数を「年代別」に見ると、「20代」が140名で最も多かった(全体の36.2%)。次が「30代」の127名(32.8%)で、20代、30代が全体の69%を占めている。
「業種別」では、117名が受験した「ソフトウェア業」が最も多く、30.2%を占めた。続いて、受験者数105名の「情報処理、提供サービス業」(27.1%)。この2業種で全体の約57%を占めている。3位は製造業で40人が受験した(10.3%)。
「職種別」に見ると、「情報システム、システム企画」と「研究、開発」が共に132名で最も多く、全体の割合が同率34.1%となっている。
「役職別」では、「一般社員級」が207名で最も多かった(53.5%)。続いて「主任、係長級」72名(18.6%)となっている。
次回のE資格は、2019年8月31日に実施する予定だ。
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