日本ディープラーニング協会は2018年7月4日、東京都内で「G検定」合格者の会を開催した。2017年12月と2018年6月に試験を行ったG検定の合格者1959人のうち約180人が参加。成績優秀者を表彰するとともに、G検定合格者によるコミュニティーを設立する方針を明らかにした。
日本ディープラーニング協会(JDLA)は2018年7月4日、東京都内で「G検定」合格者の会を開催した。2017年12月と2018年6月に試験を行ったG検定の合格者1959人のうち約180人が参加。成績優秀者を表彰するとともに、G検定合格者によるコミュニティーを設立する方針を明らかにした。
JDLAのG検定は、ディープラーニングを事業に生かすための知識を有しているかを検定するジェネラリストの検定資格となっている※)。2018年6月16日に実施した試験では、1988人が受験し1136人が合格。次回のG検定の試験は11月24日に実施される予定だ。
※)関連記事:ディープラーニングの事業活用を可能にする「ジェネラリスト」の重要性
来賓としてあいさつした、経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 課長補佐の河野孝史氏は「政府としてAI(人工知能)やITの人材の育成は大きな課題だ。Connected Industriesにもやはり、そういった人材が必要。政府としても必要な支援をしていきたい」と述べた。
乾杯の音頭をとった、JDLA賛助会員のトヨタ自動車で先進技術カンパニー 先進技術統括部 主査を務める竹内康臣氏は「当社がJDLAにいち早く賛同したのは、ディープラーニングの産業実装に貢献していく方針を重視したからだ。こうやってG検定の試験を受験でき、合格者の会を開催できるのはうれしいこと。合格者の皆さんには、受かったらこれでいいという受け身の姿勢ではなく、いろんなことを変えていく伝道師になってほしい」と強調した。
なお、会場では成績優秀者などの受賞者をはじめとする表彰が行われた。また、2018年9月29日に実施予定の、ディープラーニングを実装するエンジニアの技能を認定する「E資格」の例題なども公開していた。
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