クライス&カンパニーが生成AI関連求人件数の集計結果を発表した。2024年の求人件数は前年比で約2倍となり、年収1000万円以上の求人も約1.8倍に増加した。
クライス&カンパニーは2025年10月2日、生成AI(人工知能)関連求人件数の集計結果を発表した。
同社が保有する求人データを基に集計した結果、2024年の生成AI求人件数は前年比で約2倍となった。
、また、生成AI関連で年収1000万円以上の求人も前年比約1.8倍に増加した。年収1500万〜2000万円以上の同求人は約1.5倍に増加している。生成AIはまだ経験者が少ない分野であることから、採用競争が激しくなっている。
2023年は「生成AI元年」と称される。その後、2024年には企業で本格的な生成AI活用が始まった。生成AIに関してPoC(概念実証)段階だった企業が実装フェーズへと移行しており、AIを組み込んだ事業展開が加速。専門人材や経験者の確保が企業の成長戦略に直結することから、求人件数が急増していると見られる。
2025年5月には衆議院本会議で「AI関連技術の研究開発・活用推進法」が可決されるなど、AI導入における倫理的、法的対応も重要視されるようになった。このような動向を受け、企業は新たなポジションの創出やデジタル部門の強化、CXOの登用など、人的資源の戦略的再編を進めている。
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