IVIはドイツのバーデン=ビュルンベルク(BW)州でインダストリー4.0に取り組む団体「Allianz I4.0」と産業用IoT推進で連携する合意文書(MOU)に調印した。
インダストリアルバリューチェーンイニシアチブ(IVI)は2018年3月1日、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク(BW)州でインダストリー4.0に取り組む推進団体「Allianz Industrie 4.0 Baden-Wurttemberg(以下Allianz I4.0)」と産業向けIoT(IIoT)推進で連携する合意文書(MoU)に調印したと発表した。相互の情報交換や活動の相互参加により協力を形にする方針である。
IVIとAllianz I4.0の具体的な連携の内容は以下の4つの点となる。
IVIは、日本機械学会生産システム部門の「つながる工場」分科会が母体となり、2015年6月から活動を本格化。2015年度は、日本の現場力を生かした「緩やかな標準」を軸とし、具体的な問題を軸とした企業間協力などの取り組みを推進し、2016年度から海外活動を開始。2017年4月にはドイツのハノーバーメッセ会場で、米国のインダストリアルインターネットコンソーシアム(IIC)と連携を発表するなど、海外団体との協力関係を強化している※)。
※)関連記事:製造業IoTの成功事例共有でタッグ、IVIがIICと連携
Allianz I4.0は、ドイツのBW州内でのインダストリー4.0の推進団体だが、州都シュツットガルトをはじめ自動車産業で有名な地域であり、産業用IoTについてもさまざまな実証や研究が行われている。
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