サキコーポレーションは、企業成長戦略の一環として奈良工場を、親会社であるDMG森精機の奈良事業所に隣接する場所へ移転、拡張した。従来比約2倍の生産能力で、X線検査の需要拡大に対応する。
サキコーポレーションは2025年4月14日、企業成長戦略の一環として奈良工場(奈良県大和郡山市)を、親会社であるDMG森精機の奈良事業所(同市)に隣接する場所へ移転、拡張したと発表した。なお、新工場は同年2月17日より稼働を開始している。
新工場のフロア面積は3800m2に拡大。従来比約2倍の生産能力で、実装基板などのX線検査の需要拡大に対応する。効率的な生産体制の強化も図った。
新工場併設の事務スペースでは設計開発と生産技術のチームが集結し、迅速に対応できる基盤も整備している。将来的にはハードウェア、ソフトウェア技術者を全国採用して体制を構築するという。
また、新工場でも引き続き環境負荷の削減に取り組み、省エネルギー製品の導入やカーボンニュートラルへの対応を強化している。
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