産業用IoT基盤「MindSphere」最新版、AWSで利用可能に : 製造ITニュース
シーメンスは、産業用IoTオペレーティングシステム「MindSphere」の最新版「バージョン3」の国内正式受注を開始した。アマゾンウェブサービス上での利用が可能になった。
シーメンスは2018年2月8日、同社のクラウドベースのIoT(モノのインターネット)オペレーティングシステム「MindSphere(マインドスフィア)」の最新版「MindSphereバージョン3」の国内における正式受注を開始した。アマゾンウェブサービス(AWS)上での利用が可能になった。
MindSphereは、IoTアプリケーション開発や生産データの記録分析などの基盤をクラウドで提供する産業用のオープンなプラットフォームだ。バージョン3では、AWS上で利用できるようになり、AWSの従来サービスとMindSphereでのデータの連携が可能になった。
さまざまな接続を可能にするコネクテビティの強化や各種の分析ツールの追加も行われ、航空宇宙、エネルギー、ユーティリティーなど、さまざまな産業向けのIoTソリューションの開発期間を短縮できる。
また併せて、グローバルでのパートナープログラムや、マーケットプレースとなる「MindSphere Store」の運用も開始。同社では、今回の発売を機に日本におけるMindSphereの一層の拡販を進める。
シーメンスが描く「クラウド製造サービス」、3つのデジタルツインも訴求
シーメンスは、ハノーバーメッセ2017において、同社が進める産業のデジタル化への取り組み「デジタルエンタープライズ」がもたらす価値について訴えた。
デジタルツインを全てカバーするシーメンス、投資額は10年間で1兆円超に
シーメンスPLMソフトウェアのプレス・アナリスト向けイベント「Siemens Industry Analyst Conference」の基調講演に、シーメンスのデジタルファクトリー部門のCEOを務めるヤン・ムロジク氏が登壇。ムロジク氏は「デジタライゼーション(デジタル化)」と「デジタルツイン」の重要性を強調した。
日本版第4次産業革命が進化、製造含む5つの重点分野と3つの横断的政策(前編)
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「第4次産業革命」に抵抗感? 調査で分かった日本の製造業の本音
IoTやAIなどを活用する「第4次産業革命」の動きが活発化している。しかし、国内外の企業を調査したアンケートでは、日本の製造業はこの革命に積極的な姿勢を見せているとは言い難い。いわば、第4次産業革命に対してやや及び腰になっているといえる。
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製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。しかし、そこで語られることは抽象的で、いまいちピンと来ません。本連載では、そうした疑問を解消するため、第4次産業革命で起こることや、必要となることについて分かりやすくお伝えするつもりです。第1回目はそもそもの「第4次産業革命とは何か」を紹介します。
第4次産業革命を支えるIoTプラットフォームって結局何なの?
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