富士通は、シンガポールの再製造技術開発センター(ARTC)と戦略的提携をすることで合意した。提携により、ARTCが今後の製造工場の在り方を具現化するために進めているプロジェクト「Factory of the Future」を推進する。
富士通は2017年11月2日、シンガポールの再製造技術開発センター(ARTC)と戦略的提携をすることで合意した。提携により、ARTCが今後の製造工場の在り方を具現化するために進めているプロジェクト「Factory of the Future」を推進する。
Factory of the Futureは、製造業におけるデジタルトランスフォーメーションの加速化を目指すものだ。両者は今後3年間の提携を通じて、製造業が直面している多くの課題への対応や、より高度な製造技術をベースとするエコシステムの構築に向けて、それぞれが持つ専門知識や最先端施設を活用していく。
今回の提携では、産業用IoT(IIoT:Industrial Internet of things)分野における標準アーキテクチャの研究や、製造業向けウェアラブル技術の開発、スマート工場におけるサイバーセキュリティ対策の検討、ヘッドマウントディスプレイを活用した製造業向けAR(拡張現実)アプリケーションの開発などを主な対象領域とする。
他にも、製造業におけるAI(人工知能)の活用、人とロボットによる協働を目指す研究、製造工程での異常検知や予防保全を可能にする機械学習ソリューションの開発を進める。
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