DMG森精機は、高性能主軸「speedMASTER」を搭載した高速/高精度5軸制御マシニングセンタ「DMU 50 3rd Generation」を発表した。111/85N・mの高トルクを発揮する。
DMG森精機は2017年10月10日、高性能主軸「speedMASTER」を搭載した高速/高精度5軸制御マシニングセンタ「DMU 50 3rd Generation」を発表した。同年9月より、世界での販売を開始している。年間販売数として全世界1000台、国内100台を目指す。
同製品は、主軸に最高回転速度1万5000min-1のspeedMASTERを標準で搭載。111/85N・mの高トルクを発揮する。同社従来機比で切削能力を50%高めた。
また、フルクローズドループ制御(スケールフィードバック)を全軸に標準装備することで、位置決め精度が6μm以内になった。X/Y/Z軸はモーター直結駆動設計で早送り速度42m/分を達成した。
設置面積は6.7m2とコンパクトだが、同社従来機に比べて加工エリアが78%広くなった。NC回転傾斜テーブルは、B軸旋回範囲が145度(−35度〜+110度)と広く、複雑な形状のワークも1回の段取りで加工できる。移動量はX軸650mm、Y軸520mm、Z軸475mm。最大30本の工具を収納するツールマガジンを標準装備する。
さらに、MPC(Machine Protection Control)を標準で装備。オプションとして、3Dクイックセット、ATC(Application Tuning Cycle)などの搭載も可能だ。自動化へも対応しており、オプションで8パレット(最大重量150kg)の部品をハンドリングできる自動化システム「PH150│8」を用意した。
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