明電舎は、ARを利用した安全管理システムの運用を開始したと発表した。ARグラスを装着して工場内を歩くと、あらかじめ設置してあるビーコンに反応し、作業者が危険箇所を察知、認識できる。
明電舎は2017年6月20日、AR(拡張現実)を利用した安全管理システムの運用を開始した。ARグラスを装着して工場内を歩くと、あらかじめ設置したビーコンにARグラスが反応し、作業者が危険箇所を察知、認識できる。
同システムは、初めて現場に入る作業員や警備員に対し、危険箇所をARで事前に知らせて危険を回避することを目的に開発された。半径2〜3mに作業員が接近するとARグラスの内蔵センサーがビーコンに反応し、その場で再生される動画を止まって視聴するという仕組みだ。ビーコンのサイズは46×24.5×3.5mmで、重さは5g。
ARグラスに内蔵したSDカードに動画が保存され、危険な箇所や安全帯非着用、撮影禁止場所などの特別ルールがある場所に応じて動画を再生する。ヘルメットにARグラスを取り付ける金具も製作した。
今後、実際の現場で本システムを活用することで改良を重ね、各現場への展開を目指すとしている。
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