オークマは、小型の1サドルCNC旋盤「新GENOS L」シリーズを発表した。クラス最小の機械幅でラインを最短化する機種や、複合加工機能を備えた高性能タイプなど4機種を展開し、多品種少量から量産加工まで幅広く対応する。
オークマは2017年5月11日、グローバル戦略機種として、小型の1サドルCNC旋盤「新GENOS L」シリーズを発表した。4機種を展開し、多品種少量から量産加工まで幅広く対応する。
「GENOS L250II、L400II」は、切削加工に特化することで機械幅をクラス最小の1482mmに抑えた。コストを抑えつつ、量産ラインの最短化を図ることができる。
高機能、高性能志向の「GENOS L2000/L3000」は、シンプルながらも複合加工機能を備える。高精度旋削加工能力が強化されており、生産リードタイムの短縮に寄与する。新興国などでの需要を期待するという。
4機種とも長時間でも安定して稼働できる機械構造や、別置式クーラントタンクを採用することでメンテナンス性を向上させるなど、トータルの生産性を追求している。また、新世代知能化CNC「OSP suite」を標準装備し、IoT(モノのインターネット)を活用したスマートな生産システムへの展開も可能だ。
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