NXPセミコンダクターズのCar Infotainment and Driver Assistance SeniorでVice Presidentを務めるTorsten Lehmann氏は、同社がADASや自動運転車向けに開発しているミリ波レーダーと、車載機器統合制御ユニット「NXP BlueBox」を紹介した。
同社のミリ波レーダーは既に世界中におよそ500万ユニット出荷されており、自動運転車を開発するGoogleも採用する企業のうちの1つだという。また、NXP BlueBoxは世界トップ5の自動車メーカーのうち4社が検証用に導入した実績もあると話す。
自動運転レベルが高まるにつれ、車両周辺の近距離から長距離をくまなくセンシングする必要が出てくるため、車載されるセンサー類の数も増えていく。例えば自動化レベルが1〜2の自動運転であれば5個以下のセンサーでカバーできるが、レベル4になると20個以上のセンサーが必要になるとされている。
同社のミリ波レーダーや、車両のアクチュエータ類も含めた統合制御に用いるNXP BlueBoxを導入することで、このように増え続けるセンサーのコントロールや管理に最小限の機器構成で対応できるとしている。同氏はミリ波レーダーやシステムの提供を通じ、「メーカーによる自動運転の開発をますます加速させたい」と語った。
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