月額500円から利用できる法人向けIoTクラウドサービスを提供開始 : 製造ITニュース
ソフトバンクは、法人向けに月額500円で利用可能な「IoTクラウドサービス on CONNEXIVE」の提供を開始した。IoT導入に必要な機能をはじめ、機器データ収集、見える化、アラート通知機能をワンストップで提供する。
ソフトバンクは2016年5月11日、法人向けに月額500円で利用可能な「IoTクラウドサービス on CONNEXIVE」の提供を開始した。
同サービスは、IoT(モノのインターネット)を始めるにあたって「まずは使ってみたい」「コストを低く抑えたい」というユーザーに、機器データ収集、見える化、アラート通知の機能を、IoTゲートウェイからデータセンター側のアプリケーションまでワンストップで提供するものだ。
IoTの導入に必要な機能をクラウドサービスとして提供するため、個別の開発コストなしに容易にIoTを導入できる。対応IoTゲートウェイ内のソフトウェアが、センサーや機器から収集した生データを可視化できる値に変換し、アプリケーションプラットフォームのテンプレートを用いて、グラフや表、地図上で「見える化」することが可能になる。
さらに、あらかじめ設定した閾値を超えた場合のアラート通知機能によって、故障などの検知も容易になり、作業工数が削減できる。
ユーザーはIoTゲートウェイ1台からでも簡単にIoTサービスを利用することが可能だ。アプリケーションのプラットフォームをソフトバンクのクラウド上で運用し、閉域網で接続することで、セキュアな利用環境も提供される。
利用料金はIoTゲートウェイ1台あたり月額500円となっている(税別。データ送信間隔10分、データ保持期間を60日とした場合の金額)。センサーなどの機器、IoTゲートウェイ、モバイル通信料金は含まれない。
サービス構成図
IoTが製造業のサービス化を呼ぶ?
モノ売りからコト売りへ――。IoT(モノのインターネット)の進展により、一昔前に製造業の周辺で言われてきたサービスビジネス拡大の動きが本格的に広がりを見せ始めています。しかし、「モノ」を主軸としていた製造業が「コト(サービス)」を中心としたビジネスモデルに切り替えるのは容易なことではありません。そこで本稿ではサービスビジネスの基本的な話を分かりやすく解説していきます。
製造業に襲い掛かる第3次IT革命の波
経済学者マイケル・ポーター氏と米国PTCの社長兼CEOであるジェームズ・ヘプルマン氏の共著でるIoTに関する論文「IoT時代の競争戦略」が公開された。PTCジャパンでは、同論文の内容を解説する説明会を開催した。
製造業向けIoT活用入門
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)に注目が集まる一方で、製造業がIoTを活用するための道筋は見えづらい状態にある。本稿では、幾つかの代表的なIoTの活用シーンを紹介するとともに、自動車向けテレマティクス(カーテレマティクス)を具体的な事例として、製造業がIoTから得られるメリットについて解説する。
「M2M」「IoT」「クラウド」――“つながる技術”が切り開く組み込みの未来
2013年11月20〜22日の3日間、パシフィコ横浜において恒例の組み込み関連イベント「Embedded Technology 2013/組込み総合技術展(ET2013)」が開催された。本稿では、多数のブースの中から“これからの組み込み技術”という視点でピックアップした展示デモの内容を紹介する。
IoTのビジネスチャンスをどう見つけるか?
IoT(モノのインターネット)の進展により製造業においてもサービスビジネス拡大が期待されています。本連載ではサービスビジネスの基本的な話を分かりやすく解説しています。4回目となる今回はサービスビジネスにおけるマーケティング戦略について解説してきます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.