風力発電設備の専業大手が3Dエクスペリエンス・プラットフォームを採用製造IT導入事例

ダッソー・システムズは、デンマークのヴェスタスが、同社の製造オペレーション管理にダッソーの3Dエクスペリエンス・プラットフォーム「サステナブル・ウィンド・タービン」を採用したと発表した。

» 2016年04月06日 09時00分 公開
[MONOist]

 ダッソー・システムズは2016年3月23日、デンマークのヴェスタスが、同社の製造オペレーション管理にダッソーの3Dエクスペリエンス・プラットフォーム「サステナブル・ウィンド・タービン」を採用したと発表した。

 サステナブル・ウィンド・タービンは、ダッソーのグループ会社が提供する「DELMIA Apriso」アプリケーションを活用し、グローバルな環境で複数の専門領域の情報を統合するためのエンジニアリング、製造、プロジェクト管理機能を提供する。同ソリューションにより、生産開始前に自社の製造プロセスをバーチャル環境で計画・検証できる。

 風力発電設備の専業大手であるヴェスタスは、世界各地に19の製造施設を展開している。今回、同ソリューションの導入により、世界各地の拠点をまたぐ製造システムとサプライチェーンのプロセスを標準化できるという。

 また、製造オペレーションをリアルタイムに可視化・管理する統一デジタル・ソリューションの全社規模での展開につながり、製造現場だけでなく、品質、倉庫、保守などでそれらに関わる人や設備、工具、プロセスなどを調整・同期し、柔軟なオペレーションと素早い対応が可能になるとしている。

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