マツダは、4代目となる「マツダ ロードスター」が、2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)」を受賞したと発表した。特別賞の1つである「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー(WCDOTY)」も日本車として初めて受賞。1車種によるWCOTY、WCDOTYのダブル受賞は、同賞設立以来初めて。
マツダは2016年3月24日(米国時間)、4代目となる「マツダ ロードスター(海外名:Mazda MX-5)」が、ワールド・カー・アワーズ(WCA)が主催する2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)」を受賞したと発表した。特別賞の1つである「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー(WCDOTY)」も日本車として初めて受賞。1車種によるWCOTY、WCDOTYのダブル受賞は、同賞設立以来初めて。また4代目ロードスターは、2015〜2016年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」、2016年の「UKカー・オブ・ザ・イヤー」も受賞していた。
WCOTYは、2004年に世界各国の自動車ジャーナリストによって創立された自動車賞。世界23カ国、73人の自動車ジャーナリストの投票により選ばれる。ロードスターは、Audi(アウディ)の「A4セダン/アバント」、メルセデス・ベンツの「GLC」に並び最終候補の3車種に選ばれており、最終結果は「ニューヨークモーターショー2016」の会場で最終結果が発表された。なお、WCDOTYでは、Jaguar(ジャガー)の「XE」、マツダの「CX-3」を含む最終候補3車種から選ばれた。
マツダ車が同賞を受賞するのは2008年の3代目「デミオ(海外名:Mazda2)」以来2度目。2006年と2014年に、3代目「ロードスター」と「アクセラ(海外名:Mazda3)」が、それぞれ最終候補3車種に選出されている。
マツダ 執行役員 デザイン本部長の前田育男氏は「今回の受賞は、マツダのデザインがグローバルに高く評価された証として大変誇りに思う。われわれは、カタチに命を与えるというデザインテーマ『魂動』のもと、そのフォルムの美しさに磨きを掛け、新世代商品をつくってきた。今後も日本ブランドとしての誇りを高く持ち、マツダのデザインをより良いものにしていく決意だ」と語っている。
4代目ロードスターは、マツダの新世代技術「SKYACTIV」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を採用した新世代商品の第6弾。2015年6月の国内発売を皮切りにグローバル展開を始め、「大幅な軽量化や人が主役のデザイン、人馬一体の運転する楽しさなどについてお客さまより好評を頂いている」(マツダ)という。
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