トヨタの完全子会社になるダイハツ、TNGAならぬ「DNGA」で小型車開発を強化製造マネジメントニュース

ダイハツ工業は、2016年8月にトヨタ自動車の完全子会社となることに向けた組織改正を実施すると発表した。従来の機能ごとの本部制を廃して4つのユニットを置き、TNGA(Toyota New Global Architecture)ならぬ「DNGA」というクルマづくりを推し進める。ダイハツブランドの進化とトヨタグループの小型車強化を両立する体制とする。

» 2016年03月16日 16時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 ダイハツ工業は2016年3月16日、同年8月にトヨタ自動車の完全子会社となることに向けた組織改正を実施すると発表した。従来の機能ごとの本部制を廃して4つのユニットを置き、TNGA(Toyota New Global Architecture)ならぬ「DNGA」というクルマづくりを推し進める。ダイハツブランドの進化とトヨタグループの小型車強化を両立する体制で2016年4月から動き始める。

コーポレート コーポレート企画センター(コーポレート企画部、ものづくり企画部)
管理センター(人事・総務・経理・広報・渉外など)
技術開発センター(先行技術開発など)
DNGA 開発本部(製品企画部、デザイン部、開発部、QCT車両改革センター、技術統括部)
調達本部(調達部、中国(ユニット事業部)、中国事務所、ダイハツ(上海)商易(有))
生技製造本部(グローバル生産企画部、生産技術部、グローバル生産推進センター、工務部、本社(池田)・京都工場、滋賀(竜王)工場)
CS本部(グローバルCS企画部、サービス部、品質保証部、部品部、DNGA品質企画部)
ブランド Dブランドオフィス(商品企画部、法人事業部、国内マーケティング部、国内営業部、海外事業部)
プロジェクト推進オフィス(商品・事業企画部)
表 ダイハツ工業の新組織

 新組織は、コーポレート、DNGA、ブランド、直轄(監査部)の4つのユニットからなる。コーポレートユニットは、中長期のグループ戦略を立てるコーポレート企画センターと、戦略に合致した先行技術開発を行う技術開発センター、間接部門の管理センターで構成する。

 DNGAユニットは、「トヨタ自動車のTNGAと対をなすダイハツ独自のものづくり」(ダイハツ工業)であるDNGAを推進し、トヨタグループ内でダイハツ工業独自の価値を磨く。速やかな行動を取れる体制とするため、従来独立していた4つの本部を集約した。DNGAの具体的な戦略や方針はコーポレート企画センターが主導して決める。

 ブランドユニットには、国内と海外の営業部門を集約し、商品企画から販売まで一貫して推進できるようにする。トヨタ自動車と共同の海外展開や新興国開拓はプロジェクト推進オフィスが担う。

 親会社のトヨタ自動車は2016年4月1日付で、小型車から商用車、レクサスまで車格ごとのカンパニー制をとるが、現時点でダイハツ工業がカンパニー制に所属する予定はない。各部門でトヨタ自動車との緊密な連携体制を実現していく。

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