三社電機製作所は、ディスクリートタイプ(TO-3P)高速ダイオード(60A/200V 非絶縁型)「DMG60UL20」を発売した。インバータ溶接機、通信用電源、スイッチング電源、充電器などの用途に向ける。
三社電機製作所は2015年8月18日、ディスクリートタイプ(TO-3P)高速ダイオード(60A/200V 非絶縁型)「DMG60UL20」を発売した。インバータ溶接機、通信用電源、スイッチング電源、充電器などの用途に向ける。
近年、インバータ溶接機をはじめとする各種電源装置に対して、小型・軽量・低消費電力化のニーズが高まっている。また、高信頼性を実現するためには、高性能の高速ダイオードが必要不可欠になっているという。
今回同社では、各種電源装置の開発で培ったノウハウと独自の半導体製造技術を融合させ、電源装置に適した小型・高性能の高速ダイオードを開発。新開発のDMG60UL20は、逆回復時間trr=35ns(Typ. IF=60A、Tj=25℃時)、順電圧降下VF=0.97(Typ. IF=60A、Tj=25℃時)、逆電流IR=0.2mA(Typ. VR=200V、Tj=150℃時)で、インバータ溶接機の高周波化・低損失化に適した逆回復時間と順電圧降下を可能にした。
同社では今後、この超高速ダイオード技術を用いて、高速ダイオードのディスクリート製品、小型モジュール製品分野の展開を強化する予定だという。
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