新型7軸構造でレイアウト効率アップ、自動車ボディのスポット溶接ロボットFAニュース

安川電機は、新型7軸スポット溶接ロボット「MOTOMAN-VS100」をラインアップに追加する。自動車製造ラインにおけるスポット溶接向けで、新しいアーム構造によって幅広い設備環境への対応が可能になった。

» 2015年07月22日 07時00分 公開
[MONOist]

 安川電機は2015年7月2日、新型7軸スポット溶接ロボット「MOTOMAN-VS100」をラインアップに追加すると発表した。自動車製造ラインにおける自動車ボディのスポット溶接向けで、上下動作を増やした新しいアーム構造によって動作範囲が拡大し、幅広い設備環境に対応。8月5日から販売を開始する。

 MOTOMAN-VS100は従来の6軸構造ロボットを発展させて、Lアームの中間にL軸(第2軸)・U軸(第3軸)と同一方向に動作する1軸(E軸)を追加することで、Lアーム長可変構造とした。これにより、以前の6軸構造ロボットと比べてワークに対するUアームの姿勢をコントロールしやすくなり、自動車ボディのスポット溶接におけるツール姿勢動作範囲が拡大した。そのため、ワークにより接近できるようになり、レイアウトの省スペース化が図れるという。

 さらに7軸構造とすることで、特に上下方向のツール姿勢動作範囲が拡大した。左右動作よりも上下動作を増やすことによって左右のロボットとの干渉を気にすることなく、より高密度なレイアウトが可能になる。

 MOTOMAN-VS100の年間目標販売台数は2000台。価格はオープン。

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