パナソニックとパナソニック デバイスSUNXは、エネルギー消費の状態・変化をリアルタイムで「見せる化」するソフト「EnerVisualizeR」を発売した。施設を利用する全従業員が、エネルギーの使用状況をリアルタイムに共有できる。
パナソニックとパナソニック デバイスSUNXは2015年4月2日、工場などのエネルギー使用状況や設備の稼働状況、再生可能エネルギーの発電状況など、エネルギー消費の状態・変化をリアルタイムで「見せる化」するソフト「EnerVisualizeR(エネビジュアライザ)」を発売したと発表した。エネルギー管理指定工場(1種・2種)・学校・病院・商業施設・EMS事業者など向けで、エネルギー消費量の最適化・低減への活動に寄与するという。
EnerVisualizeRは、エネルギーの使用状況をリアルタイムに共有できるソフトウェア。画面をカスタマイズできるデジタルサイネージにより、社内各所に設置されたディスプレイで、エネルギー使用状況などのデータを見せることができる。これにより、管理部門などの特定の対象者だけでなく、施設を利用する全従業員が省エネに関する情報を共有できるため、コスト削減などに対する意識が向上するという。
また、Webブラウザでエネルギー使用状況などの確認、データ管理が可能なため、PCにソフトをインストールする必要もない。日報・週報・月報などの帳票は、集計・グラフ化したデータを元に自動的に作成でき、必要に応じてカスタマイズすることで、エネルギーの無駄やムラの発見・分析に役立てることができる。
さらに、15分間隔での電力使用状況の監視とデータ管理にも対応した。オプションでリアルタイムドライバをインストールすることで、1分ごとにデマンドを監視し、3段階で警報を発報できる。その警告を受けて、デマンドコントロールユニットを通じた空調機器などの制御も可能になっている。
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