浜松ホトニクスは、膜厚計「Optical NanoGauge」の新製品「C13027」を発売した。アナログ出力に対応したことで、シーケンサへの接続を容易にした。
浜松ホトニクスは2015年4月1日、膜厚計「Optical NanoGauge」の新製品「C13027」を発売した。
C13027は、分光干渉法を用いた非接触の膜厚測定装置となる。同社従来製品をアナログ出力対応にしたことで、シーケンサへの接続を容易にした。また、装置内の分光器を小型化し、従来製品の「C12562」に比べて設置面積を約30%削減。これにより、インライン製造装置や検査装置への組み込みにも対応できる。
さらに、入射する白色光の反射率から色計算をする、色計測機能を新たに搭載。膜厚測定に加え、フィルムやFPDの色むらの有無の確認を可能にした。同社独自の解析アルゴリズムも見直し、従来製品の2倍となる最速200Hzまでの高速測定が可能になっている。
測定膜厚範囲は、同シリーズでは最も薄い10nmから100μmに対応した。測定波長範囲は400nm〜1100nm、スポットサイズは約φ1mm、計測時間は3ms/pointとなっている。
本体・ソフトウェア・周辺機器を含む価格は、410万4000円(税込)。主に、国内外のフィルム・FPD・半導体の塗布・薄膜・成膜などの製造装置や検査装置メーカーを対象に販売するという。
MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信を2014年7月よりスタートしました。FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.