シスメックスは、血液凝固検査のコンパクトモデル「全自動血液凝固測定装置 CS-1600」を発売した。一目で管理できる測定進捗(しんちょく)画面や試薬管理画面、トレーサビリティ機能を搭載し、操作性が向上した。
シスメックスは2015年1月28日、血液凝固検査のコンパクトモデル「全自動血液凝固測定装置 CS-1600」を発売した。
CS-1600は、マルチウェーブ検出技術を採用した同社の全自動血液凝固測定装置「CSシリーズ」のコンパクトモデル。大規模な検査室向けの「CS-5100」や高機能デスクトップモデル「CS-2400/2500」の基本性能・機能を継承しながら、よりコンパクトな設計となっている。一目で管理できる測定進捗(しんちょく)画面や試薬管理画面、トレーサビリティ機能を搭載し、操作性も向上した。
試薬のデッドボリューム低減や自動起動・自動バックアップ機能により、無駄を削減して業務を効率化できる。
処理能力は最大120テスト/時間で、比較的検査数の少ない検査室やバックアップ装置として使用できる。さらに、SNCS(Sysmex Network Communication Systems)機能を搭載し、オンラインでの精度管理機能や予防保守を提供するという。
まずは日本国内で販売を開始し、各国の許認可取得後、中国、アジア諸国、ロシアなどの新興国を含め、グローバルに展開する予定だ。
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