データロギングソフトウェアを機能強化、OPC-UAに対応FAニュース

横河電機は、データロギングソフトウェア「GA10」の機能を大幅に強化した「GA10 リリース2」を発売した。リアルタイム演算機能、レポート印刷機能、上位システムとの連携機能がオプションで装備できる。

» 2015年02月01日 07時00分 公開
[MONOist]

 横河電機は2015年1月20日、データ収集制御システム「SMARTDAC+(スマートダックプラス)」のデータロギングソフトウェア「GA10」の機能を大幅に強化した、「GA10 リリース2」を発売した。幅広い産業の製品評価試験や品質検査、プラントの設備監視・環境モニタリングなどの用途向け。

 GA10は、レコーダ・温度調節計・電力計などの機器と接続し、複数機器から温度や電圧、電流、流量、圧力などのデータを一元的に収集、表示および記録するためのソフトウェア。PC上で動作し、SCADAやDCSなどの高機能・高価格システムを導入することなく、データを収集するシステムを構築できる。同社のデータ収集・記録機器、測定器の他、工業用の汎用通信プロトコル「Modbus」に対応した他社機器からのデータ収集も可能で、データの監視・記録が目的のシステム構築に活用できる。

 今回発売されたGA10 リリース2では、複数のチャネルから入力されたデータを演算して表示する「リアルタイム演算機能」と、表形式の他にグラフ、文字、画像データを挿入したレポートを作成できる「レポート印刷機能」を搭載した。また、産業オートメーションにおけるデータ交換の相互運用規格「OPC-UA」に対応したことで、他社のSCADAや上位システムとの連携を強化した。オプションで装備できるこれらの機能により、作業効率の改善や情報共有化に貢献できるという。

photo 「GA10 リリース2」の監視画面と出力レポート例

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