低振動・高トルクのステッピングドライバを開発FAニュース

山洋電気の新しいステッピングドライバは、従来製品と比べて振動を約30%低減。また、5相ステッピングモータと組み合わせることで、トルクが約5%向上し、低振動・高トルクでの駆動を可能にした。

» 2015年01月15日 07時00分 公開
[MONOist]

 山洋電気は2014年12月18日、5相ステッピングシステム「SANMOTION F5」のラインアップを拡充し、AC電源入力のステッピングドライバを開発したと発表した。発売は2015年2月1日の予定。

 今回開発されたステッピングドライバは、同社従来製品と比べて振動が約30%低減し、低振動で駆動できる。適合モータは、フランジサイズ42mm角・60mm角・86mm角の3種類で、入力電源AC100V用とAC200V用を用意した。

 同社が2014年11月6日に発表した5相ステッピングモータと組み合わせることで、トルクが約5%向上できる。サイズは同社従来製品と比べて体積を29%低減し、小型ながら高トルクを可能にした。

 また、エンコーダ付きモータを使用することで、位置・速度などの運転状態のモニタができる。これにより、振動や脱調が発生した際の原因究明が容易になった。さらに、モータの電磁ブレーキ用電源を搭載し、開閉タイミングを自動制御できる。

 主に、半導体関連装置・一般産業機械・食品機械・医療装置など向けで、価格はオープン。

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