山洋電気、フランジサイズ20mm角の小型ACサーボモータを開発FAニュース

同社従来品と比べて瞬時最大トルクが約17%、最高回転速度が20%向上した。また、質量は約8.5%、電力損失は約20%低減し、装置の高速化・省エネルギーに対応できる。

» 2014年12月08日 07時00分 公開
[MONOist]

 山洋電気は2014年12月1日、サーボシステム「SANMOTION R」のラインアップを拡充し、フランジサイズ20mm角の小型ACサーボモータ2種を発売した。チップマウンタ、ボンダやハンドラなどの半導体製造装置、一般産業機械向け。

 今回発売されたACサーボモータは、同社従来品と比べて瞬時最大トルクが約17%、最高回転速度が20%向上した。これにより、位置決め時間が短縮できる。

 また、質量は同社従来品と比べて約8.5%低減した。チップマウンタのヘッド機構などの可動部を軽量化することが可能で、装置の高速化に対応できる。電力損失も約20%低減したため、エネルギーロスが少ないく、装置の発熱を抑えて省エネルギーに貢献できる。

 定格出力20Wの「R2GA02D20FXC00」は、瞬時最大ストールトルク0.23N・m、最高回転速度6000min-1、質量0.13kgで、定格出力30Wの「R2GA02D30FXC00」は、瞬時最大ストールトルク0.38N・m、最高回転速度6000min-1、質量0.17kgとなっている。標準の搭載エンコーダは、シングルターン シリアルアブソリュートエンコーダで、1回転内分割数は8192分割/回転(13bit)。

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