また、鍵盤の構造は、一般的な音楽キーボードとは違ってバネを用いずに、磁石と光センサーの組み合わせで実現した。鍵盤と鍵盤の基部に磁石が組み込まれており、磁石の間の反発力で押しこんだ鍵盤が元に戻る仕組みになっている。鍵盤の基部に組み込んだ光センサーで、鍵盤がどれくらい近づいているかを検知することで、鍵盤の強弱(ベロシティー)も再現できるという。吉川氏は「このような鍵盤構造を持つ市販の音楽キーボードも世界初になると思う」と強調する。
無線接続だけでなく、MicroUSBインタフェースと使った有線接続も可能。CoreMIDI対応アプリとの連携にも対応している。例えば、KORGの「Module」や「Gadget」、Appleの「Garage Band」や「Finger Piano Plus」などだ。外形寸法は、ケースモードで幅242×奥行き185.7×高さ9.9mm、パフォーマンスモードで幅242×奥行き201.3×高さ28.5mm。重量は552g。内蔵のリチウムイオン電池により連続20時間の利用が可能。吉川氏は、「1日当たり1~2時間使うとすれば、1週間は再充電せずに使い続けられる」と述べている。
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