ヤマハ発動機、フルストローク最高速での動作が可能な短軸ロボット拡充FAニュース

サポート部品を複数配置し、ポールネジの振動を抑える同社独自の「最適サポート機構」を採用したことで、全ストロークでの最高速の動作を可能にした。位置検出器には、磁気式のレゾルバを使用し、耐環境性・信頼性が向上した。

» 2014年09月24日 07時30分 公開
[MONOist]

 ヤマハ発動機は2014年9月11日、サーボモータを使用した単軸ロボット「FLIP-X(フリップエックス)」シリーズの新製品「GF14XL」「GF17XL」を発売した。

 GF14XL・GF17XLは、サポート部品を複数配置し、ポールネジの振動を抑える同社独自の「最適サポート機構」を採用した。これにより、従来ボールネジを使用した短軸ロボットでは、ロングストロークになると高速性が制限されるという課題があったが、全ストロークでの最高速の動作を可能にした。

 また、位置検出器には、磁気式のレゾルバを使用。レゾルバは、本体に外乱の影響を受けやすい電子部品を使用していないため、耐環境性・信頼性が向上した。さらに、ケーブルベアの必要なリニア単軸ロボットやナット回転型単軸ロボットと比べて、断面積が40%以上縮小した。

 モータ出力は、GF14XLが200W、GF17XLが400Wで、最高速度は1200mm/secとなっている。価格(税別)は、GF14XLが33万1000円から、GF17XLが38万9000円から。国内外で販売し、発売から1年間で1000台の売り上げを目指すとしている。

photo FLIP-Xシリーズ「GF14XL」「GF17XL」

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