マツダは、マレーシアの自動車製造企業であるイノコムが有するケダ州クリムの工場敷地内に、マツダ車専用の車両組み立て工場が完成したと発表した。
マツダは2014年5月16日、マレーシアの自動車製造企業であるイノコムが有するケダ州クリムの工場敷地内に、マツダ車専用の車両組み立て工場が完成し、マレーシアとタイ向けの「CX-5」の量産を開始したと発表した。同年内には、マレーシア向けの「Mazda3(日本名:アクセラ)」の生産も始める予定。
マツダは、ASEAN地域での生産体制を強化するため、2013年3月からイノコムに委託してマツダ車専用の車体工場でCX-5のボディを生産していた。今回完成した車両組み立て工場は、ボディにエンジンなどのさまざまな部品を取り付ける工程を担当する。両工場におけるマツダ車の年間生産能力は約2万台で、投資総額は約1億リンギット(約30億円)。マツダ専用の工場が稼働することにより、生産計画の柔軟な管理や品質管理の強化を行いやすくなるという。
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