村田製作所は「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」(会期:2014年5月14〜16日)に、Bluetooth Smartモジュールとモーションセンサーを組み合せた幼児のライフログツールをデモ展示した。子どもの睡眠や食事記録をスマートフォンやタブレットPCに送信し、友人や医師とデータ共有する使い方を提案している。
村田製作所は「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」(会期:2014年5月14〜16日)に、Bluetooth Smartモジュールと各種センサーを組み合わせたアプリケーション例として、幼児の生活を記録するライフログツールをデモ展示した。
同社のBluetooth Smartモジュールは、ボタン電池サイズで数カ月から数年間稼働する低消費電力無線規格「Bluetooth low energy」に対応した技術で、モバイル端末や健康管理機器での採用を想定している。デモ展示では、同モジュールを搭載した小型端末で「食事」「睡眠」「入浴」などの絵柄が書かれたボタンを押すと、その状態を専用のスマートフォンアプリに送信し、記録するシミュレーションを行っていた。
小型端末には温度センサーやモーションセンサーも搭載しており、外気温や湿度、移動距離なども記録が可能。「例えばベビーカーで寝ている子どものそばに置いておけば、暑くなりすぎていないか、目を離したすきにベビーカーが勝手に移動してしまっていないかなどを検知し、その情報がスマートフォンに送られる」(説明員)
アプリには他のユーザーとデータを共有する機能も搭載しており、友人や家族、医師と子どものライフログを共有するといった使い方を提案していた。
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