大口顧客に近いカリフォルニア州ロングビーチに。
島津製作所は2014年3月14日、米国子会社シマヅ プレシジョン インスツルメンツ インク(Shimadzu Precision Instruments, Inc、以下「SPI」)が、民間航空機ビジネス拡大施策の一貫として、カリフォルニア州ロングビーチに新工場を設立すると発表した。
新工場建設により、SPIの民間航空機ビジネスの年間売上高を、現在の約20億円から、2020年までに35億円に引き上げることを目指すとしている。
SPIは2000年からこれまでカリフォルニア州トーランスで、民間航空機ビジネスとして調達・組み立ておよび試験・アフターマーケット事業を展開してきた。今後の民間航空機市場の成長を見込んで、これまでの事業を拡大するとともに機械加工・表面加工の内製化による一貫生産でコストダウンとリードタイムの短縮を実現することを目的に、大口顧客に近いカリフォルニア州ロングビーチに新工場を設立する。このうち表面処理事業については、旭金属工業と業務提携する。
新工場は2014年末に完成、2015年初頭の稼働を予定している。敷地面積1万3600平方メートル、建築面積4770平方メートル。投資金額は建屋・付帯設備合わせて約1400万ドル(約13億3000万円)。
中国は航空機サプライチェーンの「勝ち組」になるのか
川崎重工、航空機の設計情報を管理するシステムが本稼働――100万点の部品を管理
三菱自動車がフォードのフィリピン工場を買収――2015年1月から生産開始
テスラのリチウムイオン電池工場、単独で2013年の世界生産を超える規模にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム