オークマは、既に提供している送り軸とミーリング主軸に、新たに旋削主軸軸受の診断機能を加えた「AI機械診断機能」を発売した。工作機械の主要要素について、異常を早期に検知し、突発的な機械停止を防止する。
オークマは2026年5月8日、旋盤の旋削主軸に対応した「AI機械診断機能」を同年4月より販売開始したと発表した。既に提供している送り軸とミーリング主軸の診断機能に、新開発の旋削主軸軸受の診断機能を加え、送り軸や主軸といった工作機械の主要要素について異常を早期に検知し、突発的な機械停止を防止する。
今回開発された技術は、追加の振動センサーを必要とせず、CNC(コンピュータ数値制御)の内部情報を活用し、センサーレスで旋削主軸の診断が可能だ。従来の主軸診断では外部センサーの設置やデータ整理などに約1時間を要していたが、同機能では専門知識や測定器を使わずに、1軸当たり約3分で診断を完了できる。
エッジAI(人工知能)を内蔵した自社開発のCNC制御装置と、診断プロセス全体をカバーする3つの特許技術で構成された診断技術により、工作機械が自らの状態を判断し、ノイズや機械の個体差の影響を抑えて高精度な診断を実現した。
信頼性の面では、自社工場で長年にわたり蓄積した5万5000件以上の実機データに基づき、学習と検証を重ねている。
同機能は、同年7月の国内受注分から「LB EX」シリーズや「MULTUS BII」シリーズ、「MULTUS U」シリーズに標準適用する。「LU EX」シリーズ、「LT EX」シリーズ、「MULTUS B550」「LAW-2S」「LAW-FII」にはオプション設定される。
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