東海ゴム工業は、2012年9月26日から東京ビッグサイトで開催される「第39回 国際福祉機器展 H.C.R.2012」で、同社独自開発のオールゴム触覚センサーを採用した介護支援ロボットの最新版、「RIBA-IIx(リーバツーエックス)」を初披露する。
東海ゴム工業は、2012年9月26〜28日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「第39回 国際福祉機器展 H.C.R.2012(以下、H.C.R.2012)」において、同社独自開発のオールゴム触覚センサー「スマートラバー センサ(以下、SR センサ)」を採用した介護支援ロボット「RIBA(Robot for Interactive Body Assistance/リーバ)」の最新版、「RIBA-IIx(リーバツーエックス)」を初披露する。
RIBAは、東海ゴム工業と理化学研究所が共同設立した、「理研−東海ゴム人間共存ロボット連携センター(RTC)」で開発を行っている介護支援ロボットである。東海ゴム工業のSR センサを搭載することで、触覚によるロボット操作や被介護者の体重検知を行うことができる他、ベッドや床から被介護者を抱き上げて車イスへ移乗させる機能などを備える。今回公開されるRIBA-IIxは、狭い介護現場でも作業できるよう、従来機(RIBA-II)比で、重量約25%、台車サイズ約20%の軽量・コンパクト化を実現し、量産を前提とした試作機として位置付けられている。
東海ゴム工業の研究開発部門である新事業開発研究所では、ゴムのさまざまな技術・用途開発を進めている。中でも、SR センサを搭載した製品は、介護や医療現場などでの活用・用途が見込めるため、商品化に向けた取り組みを強化している。
なお、H.C.R.2012の東海ゴム工業・ブース【No.1-03-05】では、RIBA-IIxの他、2013年1月発売予定の体圧検知センサー「SR ソフトビジョン」や、床ずれ防止用の「SR アクティブマットレス」の展示デモも行われるとのこと。
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