ホンダは、国立長寿医療研究センターが2012年8月下旬より開始する介護予防の効果を検証するプログラムの1つに、脚力が低下した人の歩行をサポートする「リズム歩行アシスト」を提供するとを発表した。
ホンダは2012年7月29日、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)が8月下旬より開始する介護予防の効果を検証するプログラムの1つに、脚力が低下した人の歩行をサポートする「リズム歩行アシスト」の試作機を40台提供することを発表した。
同検証プログラムは、自力での歩行は可能だが、加齢により脚力の低下した人を要介護状態にならいように予防する「介護予防」を目的としている。リソラ大府ショッピングテラス内の「健康増進・老年病予防センター」(7月29日に開設)を拠点に、近隣の遊歩道などを利用して実証実験が行われる予定。ここで得られた歩行時の歩行周期データなどを活用し、介護予防の効果を検証するという。
リズム歩行アシストは、大きく「腰フレーム」「大腿フレーム」「モータ」の3つのパーツで構成される。腰フレームの背中部分には制御コンピュータとバッテリーを内蔵する。腰フレームと大腿フレームの接続部分に位置するモータには、人の歩行を計測する角度センサーを内蔵し、歩幅と歩行リズムを調整しながら、足を前に振り出す際の動きと、地面を後ろに蹴り出す際の動きをアシストする。
サイズ | 3サイズ(S、M、L) モータ間内寸:(S)310mm、(M)340mm、(L)380mm |
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重量 | 2.4kg(Mサイズ) |
駆動方式 | ブラシレスDCモータ |
バッテリー(種類/容量) | リチウムイオン2次電池/22.2V-1Ah |
一充電稼働時間 | 1時間以上(4.5km/h歩行時) |
表1 リズム歩行アシストの主な仕様(2012年7月:試作機) |
なお、今回の検証プログラムは、生活支援ロボットの安全性技術に関する規格の整備を目指す新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「生活支援ロボット実用化プロジェクト」の一環として参画するものである。
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