材料技術:
導電率1200S/cmを実現、CNT分散液の“課題”を克服した新分散液
カーボンナノチューブ(CNT)の優れた導電性を、凝集を防ぐための「分散剤」が阻害してしまう――。そんな従来の課題を解消した製品が発売された。それは日本材料技研の高導電カーボンナノチューブ(CNT)/溶剤可溶型導電性高分子ポリアニリン(PANI)分散液だ。(2026/9/30)
材料技術:
屈折率1.06! 住友化学が次世代光学デバイス向け塗工液を開発
住友化学は、超低屈折率の透明薄膜を形成できる塗工液の開発に成功した。この塗工液は、可視光領域において高い透過率を有するとともに、300℃の優れた耐熱性と、高い耐溶剤性も兼ね備えている。(2026/9/29)
材料技術:
ガラス型ペロブスカイト太陽電池が西日本で初設置、波の揺らぎをデザインに採用
パナソニックHDが開発したガラス型ペロブスカイト太陽電池の実証実験が、神戸市の公共施設でスタートした。公共施設への設置は西日本初となる。今回の電池では、海に面した公共施設「かもめりあ」の景観に溶け込む波形デザインを採用した。そのワケとは……。(2026/9/29)
材料技術:
3M、車両向け遮熱フィルム「3M クーリングフィルム」を発売
3Mは、車両向け遮熱フィルム「3M クーリングフィルム」を発売した。車内温度の上昇を抑え、配送効率向上を支援する。(2026/9/28)
材料技術:
住友金属鉱山が12インチSiC基板を開発、サンプル出荷へ
住友金属鉱山は、12インチ(300mm)の貼り合わせSiC基板「SiCkrest」の開発に成功し、サンプル出荷を開始した。(2026/9/28)
材料技術:
東レ、シンガポールの大規模下水再生施設向けにRO膜を受注
東レは、シンガポールの大規模下水再生施設「チャンギ廃水再利用プラント第3期」向けに、低ファウリング逆浸透(RO)膜エレメントを受注した。(2026/9/24)
材料技術:
農業残渣の「もみ殻」から半導体向け原料を開発
農業残渣が、最先端テクノロジーの原料に――。ジカンテクノは産総研の協力を得て、農業残渣である「もみ殻」から半導体材料向けの高品質シリカの開発を開始したと発表した。(2026/9/18)
材料技術:
AI半導体の「反り」と「熱」を解決、日本特殊陶業の次世代セラミック基板
AI向け半導体の大型化とチップレット化に伴い、従来の樹脂基板では「反り」や「局所発熱」の課題が生じている。日本特殊陶業は「ネプコンジャパン[秋]2026」で、これらの課題を解決する次世代セラミック基板を披露した。(2026/9/18)
材料技術:
常温で硬化するりん酸アルミセメント、焼成不要で高強度
多木化学は、常温で硬化するりん酸アルミセメントを開発した。2成分混合型の常温硬化性バインダーで、りん酸アルミニウムとアルミニウム塩の酸性成分を特定比率で混合して得られる。(2026/9/18)
材料技術:
視野角を拡大、NEGの赤外線透過ガラスが業界大手のサーマルカメラで採用
日本電気硝子(NEG)は、赤外線透過ガラス「FI-02」が、世界的な赤外線センサー大手であるHeimann Sensorのサーマルカメラ向け広角レンズユニットに採用されたと発表した。(2026/9/17)
材料技術:
PFAS規制対応、光学機器の長寿命化を実現する旭化成の新樹脂
旭化成は光学機器の長寿命化と信頼性の向上に貢献する光学材料「YKT1106」を開発した。精密な「環状構造」により高温下でも高い透過率を維持できる他、低分子シロキサンガスの発生を抑えて半導体の汚染を防げる。(2026/9/16)
材料技術:
パワー半導体の熱問題に解、高熱伝導と低熱膨張を両立させた複合放熱素材
アドバンスコンポジットは、熱伝導率580W/m・Kという高い放熱性能と、低い熱膨張率を両立したグラファイトアルミ複合素材「ACM-H6」を開発した。(2026/9/15)
材料技術:
高屈折率樹脂と「SmartNIL」プロセス、AR光学デバイスの量産に有効
NTTアドバンステクノロジとEV Groupは、高屈折率樹脂「NH700シリーズ」と「SmartNIL」プロセスの組み合わせが、AR光学デバイスの量産に有効であることを実証した。(2026/9/11)
材料技術:
王子HD、PFASフリーの次世代半導体レジストで幅10nm直線パターン形成
王子ホールディングスは、次世代半導体製造(A14世代)に向けた木質バイオマス由来のフォトレジストで、幅10nmの直線パターン形成に成功した。(2026/9/10)
材料技術:
半導体排水の再利用を加速、Nittoが寿命2倍の耐汚染RO膜を発売
半導体製造工程で生じる産業排水の再利用ニーズ拡大を踏まえて、日東電工は寿命が従来比約2倍となる耐汚染逆浸透(RO)膜エレメント「PRO-XR1-X-LD」を発売した。(2026/9/9)
材料技術:
最軽量の「WHILL」を帝人のカーボン素材が実現、ほれ込んだ点とは……
持ち運べるモビリティがさらに進化した。WHILLシリーズの新型「WHILL Model C Lite」は、帝人と共同開発した熱可塑性炭素繊維複合材料をフレームに採用。軽さとタフな耐久性を両立し、シリーズ最軽量の18.6kgを達成した。(2026/9/4)
材料技術:
OKIエンジ、REACH規則に基づくSVHC全253物質に対応する含有量分析サービスを提供
OKIエンジニアリングは、最新のREACH規則に基づく「SVHC(高懸念物質)含有量分析サービス」の提供を開始すると発表した。これにより、欧州市場向けに製品を輸出するメーカーを対象として、厳格化するグローバル規制への対応を支援する。(2026/9/3)
材料技術:
アルビオンの化粧品容器に、三菱ケミカルのバイオエンプラが採用
三菱ケミカルは、アルビオンが発売する化粧品の容器の材料に同社のバイオエンプラ「DURABIO」が採用されたと発表した。DURABIOと他の透明樹脂を組み合わせて射出成形することで、天然の貝殻を思わせる美しいテクスチャーが表現されている。(2026/9/3)
材料技術:
5倍の耐薬品性能を実現するNF膜エレメント発売、PFAS除去性能を高めたタイプも
東レは、韓国の子会社と共同で水処理用ナノろ過(NF)膜の新品2種を開発し、グローバルでの販売を開始した。独自の高耐久構造により従来比最大5倍の耐薬品性を備えたタイプと、PFAS除去性能を高めたタイプをラインアップしている。(2026/9/1)
材料技術:
住友化学、AIデータセンターを支える「InPエピウエハー」量産へ
住友化学は、AIデータセンターの省電力化やデータ処理の高速化に貢献する「InPエピウエハー」の量産体制を茨城工場で確立し、販売を開始した。(2026/9/1)
材料技術:
半導体パッケージの反りを抑制、三菱ケミカルが「負膨張フィラー」量産へ
AIやHPCの普及で半導体の発熱問題が深刻化する中、三菱ケミカルは熱によるパッケージの反りを防ぐ「負膨張フィラー」を開発し、事業化を発表した。(2026/8/31)
材料技術:
AI半導体向けレアメタル「ハフニウム」、第一稀元素が国内製造へ
AIデータセンターなどの急速な普及で需要が高まるレアメタル「ハフニウム」。第一稀元素化学工業は、これまで困難だったハフニウムの国内製造技術を確立した。(2026/8/28)
材料技術:
世界最大級の核融合炉用コイルで通電試験に成功、ITERの運転開始へ前進
QSTと東芝は、両者が製作した世界最大級の超伝導トロイダル磁場コイルについて、核融合実験炉「ITER」の建設サイトにおいて実際の運転環境を想定した極低温環境で通電試験に成功したと公表。この成功により、ITERの運転開始に向けて大きく前進した。(2026/8/26)
材料技術:
物流、保管、塗装のエネを減らすコイルエンド絶縁用エポキシ樹脂粉体塗料
住友ベークライトは、車載モータのコイルエンド絶縁用途向けに、常温保管開発品「ECP-383KA」および低温硬化開発品「ECP-382WA」を開発した。両開発品は、物流工程、顧客での保管、塗装工程におけるエネルギー使用量削減を目指して開発されたモノで、従来品同等の耐久性や塗装性を維持しながら、カーボンニュートラル実現に向けたサプライチェーン全体の環境負荷低減に貢献する。(2026/8/26)
材料技術:
低コストでEV向け次世代LIBの性能向上、不可逆容量の課題を解決する新技術
旭化成は、炭酸リチウムを活用したリチウムイオン電池を対象としたリチウムプレドープ技術を開発した。同技術は、シリコン系負極などを用いたLIBにおける初回充電時の不可逆容量の課題を解決し、LIBの高エネルギー密度化とコスト競争力向上に貢献することが期待される。(2026/8/24)
材料技術:
三菱ケミカル、最先端半導体向け「超高純度コロイダルシリカ」事業化
三菱ケミカルは、最先端半導体の製造に必要な研磨剤原料「超高純度コロイダルシリカ」の事業化を発表した。福岡県北九州市に生産設備を新設し、2028年10月の稼働を目指す。(2026/8/21)
材料技術:
EV向けパワーユニットの体積を半減、住友ベークライトが次世代モジュール開発
住友ベークライトは東北大学と共同で、EV向けパワーユニットの体積を約半分にする「3D SiC-MOSFETパワーモジュール」を開発した。この強みは、パワーエレクトロニクス分野における競争優位性を高める重要な要素であり、将来的な成長と収益性の向上に寄与すると確信しているという。(2026/8/20)
材料技術:
銅価格の高騰を背景に黄銅代替材の快削ステンレス鋼を拡販
大同特殊鋼は、快削ステンレス鋼「STARCUT 13Cr」を、価格上昇が顕在化する黄銅の代替材として提案し、拡販を強化する。同社のステンレス鋼の中では最高水準の被削性を有し、ドリル加工時の被削性に優れる。(2026/8/14)
材料技術:
標準タイプの約5倍となる引っ張りせん断強さを持つ成形面ファスナーを発売
クラレファスニングは、成形面ファスナー「モールドマジック 超強力タイプ」を発売した。織製面ファスナー「マジックテープ 標準タイプ」と比較すると、約5倍の引っ張りせん断強さを発揮する。(2026/8/13)
材料技術:
装置への実装が容易な形状に加工する、MOF賦形化技術を開発
ROKIは、MOFの粉体を装置への実装が容易な形状に加工する、賦形化技術を開発した。顆粒やシート、金属への塗工など、用途や装置仕様に適した形状への加工に対応する。(2026/8/12)
材料技術:
硫黄耐久性に優れ、高い浄化性能を長期間維持するメタン酸化触媒
触媒劣化の要因である「硫黄」への耐久性を備えた新型メタン酸化触媒「MOC1-30」を田中貴金属工業が開発した。(2026/8/6)
材料技術:
PFASフリーの合成界面活性剤泡消火薬剤を開発
モリタは、ガソリンやオイルなどの可燃性液体による油火災に対応した、PFASフリーの合成界面活性剤泡消火薬剤「PureVeil」を発売した。泡の安定性と耐火性にも優れ、水成膜泡消火薬剤と同等の高い発泡性能と消火性能を発揮する。(2026/8/6)
材料技術:
薄さは毛の3分の1、次世代「Galaxy」向けチタン新技術
Samsungは、次世代の「Samsung Galaxy」折りたたみ製品向けの技術「Flex Titanium」を発表した。2つのチタン部品を組み合わせることで、薄さと柔軟性、強度のバランスを高次元で達成している。(2026/8/5)
材料技術:
塗料や樹脂改質材の材料に、PBTの球状微粒子を販売開始
日本材料技研は、エンジニアリングプラスチックの一種であるポリブチレンテレフタレート(PBT)の球状微粒子の販売を開始した。(2026/8/4)
材料技術:
酷暑と電磁波の課題にナノテクで挑む、ヤマシンとミツフジが協業
深刻化する気候変動や電子機器の電磁波ノイズ問題。この社会課題に挑むため、ヤマシンフィルタとミツフジがタッグを組んだ。(2026/8/3)
材料技術:
脱銅箔、リチウムイオン電池セルを10%軽量化する新フィルム
リチウムイオン電池の軽量化を加速させる新技術を東レが開発した。負極環境下で求められる4つの厳しい特性を全てクリアした世界初の樹脂フィルム基材だ。銅箔をこのフィルムに置き換えることでリチウムイオン電池セルの約10%軽量化を実現できる。(2026/7/30)
材料技術:
ペロブスカイト太陽電池の量産に有効なインク、従来比で1.5倍の性能向上
次世代電池として期待される「ペロブスカイト太陽電池」。その量産化を後押しする新技術が発表された。三菱マテリアルは、高い発電効率を実現する電子輸送層向けインクのサンプル提供を開始した。(2026/7/28)
材料技術:
窒素含有量0.5ppm以下のダイヤモンド基板とウエハーを発売
EDPは、窒素含有量を低減した、ダイヤモンドデバイス開発用の基板およびウエハーを発売した。1×1〜30×30mm基板と1インチウエハーを用意し、窒素含有量は0.5ppm以下となる。(2026/7/28)
材料技術:
日本にもう1つの太陽を! Helical Fusionと安藤ハザマがタッグ
「日本にもうひとつ太陽をつくろう。」――これを合言葉に、核融合発電プラントの社会実装を目指すHelical Fusionが、建設のプロフェッショナルである安藤ハザマとの協業を発表した。(2026/7/27)
材料技術:
剛性と耐衝撃性を両立した次世代CFRPプリプレグを開発
三菱ケミカルは、炭素繊維プリプレグ「Xlinktech」の新シリーズとして、「Xlinktech-HT(#375)」と「Xlinktech-HS(#372)」を開発し、サンプル提供を開始した。独自の樹脂設計技術により、高弾性CFRPの課題だった剛性と耐衝撃性の両立に成功している。(2026/7/27)
材料技術:
メタリックのムラを低減、自動車向け補修用水性塗料がリニューアル
日本ペイントは、同社の自動車補修用水性カラーベース「nax E-CUBE WB」を「nax E-CUBE WBX」として刷新した。第1弾として、主要メタリック原色やバインダー、希釈剤を発売した。(2026/7/27)
材料技術:
高速通信機器やヒューマノイドの高周波ノイズ解消、極薄の電波吸収体
NOKグループのメクテックは、厚さ0.1mm未満の「フレキシブル電波吸収体」を開発した。独自のメタマテリアル技術とFPC製造技術を組み合わせ、薄型/軽量設計と高いノイズ吸収性能を実現している。(2026/7/23)
材料技術:
廃液削減と高精度研磨を両立、新たなダイヤモンド固定砥粒パッド
バンドー化学は、半導体や電子部品向けにダイヤモンド固定砥粒パッド「TOPX D9」を2026年7月に発売した。独自技術で砥粒の保持を最適化し、高い研磨精度と長寿命化によるコスト削減を実現できる。(2026/7/23)
材料技術:
自己修復と再成形が可能な熱硬化性CFRP
帝人は、自己修復と再成形が可能な熱硬化性炭素繊維複合材料(CFRP)を開発した。今後は、2028年度に同開発品のサンプル提供開始を目指す。(2026/7/22)
材料技術:
60億円を調達、核融合スタートアップが実証炉の工学設計に前進
化石燃料依存と将来の電力不足を「フュージョンエネルギー」で解決する。そんなビジョンを掲げる日本のスタートアップが、核融合発電の実証炉建設へ向けた大きな一歩を踏み出した。(2026/7/21)
材料技術:
低炭素リチウム鉱石製錬技術の商業化検討に向け、覚書を締結
マイクロ波化学、カナダのPMET Resources、三井物産と、マイクロ波を用いた低炭素リチウム鉱石製錬技術の商業化に向けた共同検討に関する覚書を締結したと発表した。同社の「マイクロ波?焼技術」を、PMETが採掘するスポジュミン鉱石に適用する。(2026/7/21)
材料技術:
NGKと京都フュージョニアリング、核融合発電向け溶融塩技術を共創
NGKと京都フュージョニアリングは、フッ化リチウムとフッ化ベリリウムの溶融塩(FLiBe)とそのFLiBe循環システムの共同開発/事業化に向けた戦略的覚書を締結した。(2026/7/17)
材料技術:
80℃の低温で再生できるCO2回収吸着材を開発
ROKIは、大気中に含まれる低濃度のCO2を直接回収し、従来より低温の80℃で再生できる、フッ素フリー金属有機構造体を開発した。産業排熱などの低温熱源を活用したCO2回収プロセスへの応用が期待できる。(2026/7/17)
材料技術:
保湿成分配合繊維を開発、肌が潤う衣料品を製造可能に
帝人フロンティアは、保湿成分を含む繊維「Skinaxisモイスチャーシリーズ」を開発した。(2026/7/16)
材料技術:
横浜ゴム、ナノレベルでゴムとスチールコードの接着/劣化抑制原理を解明
横浜ゴムは、東北大学と共同で、タイヤの補強材であるスチールコードとゴムの接着界面における有機酸コバルトの接着性と耐劣化性向上のメカニズムを世界で初めて(同社調べ)ナノレベルで解明した。(2026/7/15)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。