サカタインクスは、食品接触が可能な水性タイプの耐屈曲剤「DHX2-4006」「DHX2-4007」と、PFAS(有機フッ素化合物)フリー耐油剤を発売した。改正食品衛生法のポジティブリストに収載された物質だけで構成する。
サカタインクスは2025年10月1日、食品接触が可能な水性タイプの耐屈曲剤「DHX2-4006」「DHX2-4007」と、PFAS(有機フッ素化合物)フリー耐油剤を同日に発売したと発表した。これらを組み合わせることで、さまざまな食品パッケージに高い機能を付与できる。
新たに開発した耐屈曲剤は、包装紙の折り曲げ加工時に生じる、耐油剤の割れを低減できる。海外法規制対応品と国内法規制対応品の2種を用意し、プラスチック包材から包装紙への転換を促進する。
新製品のPFASフリー耐油剤は、紙に高い耐油性を付与するコーティング剤だ。人体や環境への影響が懸念されるPFASを用いず、改正食品衛生法のポジティブリスト(PL)に収載された物質だけで構成される。
新製品の主な用途として、フライドポテトやピザの紙容器、ハンバーガーの包装紙、油分を含む固形物の個別包装などを見込む。
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