レゾナックは、生成AIやクラウドの普及によるデータセンター需要の拡大を受け、シンガポール拠点で約150億円の追加投資を行うと発表した。
レゾナックは2026年7月28日、ハードディスクメディアの供給体制強化を目的に、シンガポール拠点における追加投資を決定したと発表した。併せて、今回の投資の実行を前提とした価格改定について同社の顧客と合意した。
現在、データセンター向けストレージ需要は、生成AI(人工知能)やクラウドサービスの普及を背景に中長期的に拡大することが見込まれており、特に高い信頼性と大容量を特長とし、コスト効率に優れたニアライン向けハードディスクドライブは、今後もデータストレージの中核を担うことが期待されている。
こうした市場環境を踏まえ、同社は、重要なデジタルインフラを支える唯一の外販ハードディスクメディアメーカーとして、顧客への安定供給を果たすことを重要な責務と認識し、ハードディスクメディアの安定供給体制のさらなる強化に取り組んでいるという。
その中で同社は、グループの中核拠点であるResonac HD Singaporeにおいて、一部の遊休設備を活用し投資効率を確保しつつ追加投資を行う。これにより、生産能力は、2026年5月に発表した能力増強と合わせて、現状の約1億6000万枚規模から44%増となる年間約2億3000万枚規模へと拡大する。今回の追加投資額は約150億円で、2029年以降、市場動向や需要に応じ順次生産ラインを立ち上げる予定だ。
今回の投資を実行するに当たり、データセンター向け需要の拡大を背景として、投資額相当の価格改定について、顧客であるハードディスクドライブメーカーと合意しており、供給能力の拡充と収益性の向上を両立している。
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