アデコは、全国の会社員1400人を対象とした管理職に関する調査の結果を発表した。一般社員の71.7%、管理職の59.9%が管理職は「損」と回答。また、一般社員の76.7%が将来管理職になりたくないと考えていた。
アデコは2026年9月2日、管理職に関する意識調査の結果を発表した。
同調査は同年3月19〜24日にかけて実施したもので、全国の20〜60代の会社員1400人(一般社員800人、管理職600人)が回答している。
まず一般社員を対象に、管理職という仕事に対するイメージを尋ねた。その結果、「ネガティブなイメージがある」が30.0%、「どちらかといえばネガティブなイメージがある」が46.1%で、合わせて76.1%に達した。
管理職の仕事が損か得かについては「得よりも損のほうが多い」が59.1%、「損のみで得はない」が12.6%で、合わせて71.7%が「損」であると回答した。
将来管理職になりたいかという質問には、一般社員の76.7%が「なりたくない」と回答した。内訳は「なりたくない」が41.8%、「どちらかといえばなりたくない」が34.9%となっている。
将来管理職になりたくない理由(複数回答)は「ストレスが大きそうだから」(78.0%)が最も多かった。次いで「責任が増えそうだから」(52.7%)、「勤務時間が長くなりそうだから」(46.3%)となっている。
管理職になりたいと思える条件は、「給与・賞与の大幅な増額」(69.7%)が最も多く挙がった。次いで「労働時間の適切な管理と削減」(42.1%)、「役職に応じたインセンティブの付与」(35.2%)となっている。
続いて、管理職に対し、仕事にやりがいを感じているかを尋ねると、54.3%が「(管理職という仕事に)やりがいを感じていない」と回答した。内訳は「感じていない」が26.0%、「どちらかといえば感じていない」が28.3%となっている。
損得についても、「損のみで得はない」(9.2%)と「得よりも損のほうが多い」(50.7%)を合わせて59.9%が「損」であると回答した。
同社は、管理職が経営層からの期待と現場のニーズ双方に向き合う中で、求められる役割や責任が年々拡大しており、それが管理職を負担の大きい役割と認識させる一因になっていると分析した。
また、管理職に対するネガティブなイメージや損だと考える状況を放置することは、将来マネジメント人財や組織力の低下につながる経営課題であると指摘。権限委譲や業務標準化による負担軽減、マネジメント活動の適切な評価制度、管理職の魅力を可視化する環境整備が必要であると結論づけた。
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