TOPPANは、UHF帯とNFCを統合した「小型デュアルRFIDタグ」を開発した。サプライチェーン管理の効率化と消費者への情報提供を1枚で両立し、縫製糸に導電糸を活用することで5m以上の通信距離を確保する。
TOPPANは2026年9月2日、アパレルブランド向けにサプライチェーン管理と消費者へのトレーサビリティー情報提供を両立する「小型デュアルRFIDタグ」を開発したと発表した。価格は、10万枚一括手配時に1枚あたり約100円から。2026年度内に提供を開始し、2029年度までに関連受注を含み10億円の売上を目指す。
同製品は、長距離通信で一括読み取りに優れるUHF帯と、近距離通信に対応するNFCの2つの通信規格を統合したデュアルタイプのRFIDタグだ。製造、物流、店舗の現場ではUHF帯を用いて一括読み取りによる業務効率化を進め、購入後はNFCにより消費者のスマートフォンでトレーサビリティー情報や真贋判定、廃棄、リサイクル時の情報などを閲覧できる。
衣服の織ネームへ実装する際、縫製用の糸の一部に導電糸を使用してRFIDの電波を結合させる構造を採り入れた。これにより、小型でありながら5m以上の長距離通信を確保している。また、購入者限定の特典付与やキャンペーン施策などを提供することで、安全な環境下で顧客体験価値の向上に貢献する。
同社のID認証プラットフォーム「ID-NEX NFC セキュアID認証サービス」を活用することで、ブロックチェーンや既存システムと連携でき、改ざん不能な形式で情報を追跡する。ICチップと実装部の補強により、家庭用洗濯機での100回洗濯耐久テストもクリアした。
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