ダイフクは、「国際物流総合展2026」において、自動倉庫やAMRを組み合わせた物流倉庫向けの自動化ソリューションを披露。併せて、物流倉庫の完全自動化の鍵となるヒューマノイド開発の方向性についても言及した。
ダイフクは、「国際物流総合展2026」(2026年9月8〜11日、東京ビッグサイト)において、自動倉庫やAMR(自律移動ロボット)を組み合わせた物流倉庫向けの自動化ソリューションを披露した。
同社は半導体生産ラインや自動車生産ライン、空港など産業特化型の搬送システムを手掛けているが、製造業の工場や物流倉庫などで用いらられる保管/搬送システムはイントラロジスティクス事業部門が担当している。今回の展示は、同事業部門がパレット単位での大規模管理に始まり、ケース搬送からピース仕分けに至る個別の商品まで、その保管や搬送を自動化できることを示しないようになっていた。
実際にイントラロジスティクス事業部門では、物流倉庫における荷受け、搬送、保管、ピッキング、梱包、仕分け、出荷などのプロセスのうち約85%を現時点で自動化できているという。
そして、残り15%の自動化に向けて大きな役割を果たすのがヒューマノイドだ。ダイフク 代表取締役社長 CEOの寺井友章氏は、会期初日の9月8日に会場内で行った会見において、「フィジカルAI(人工知能)によるマテリアルハンドリングでヒューマノイドの活用を進めていく。2030年には実証実験できるようにしたい」と語る。
物流倉庫のプロセスで人手が多く用いられるのはピッキングだ。ダイフクが披露したX-YピッキングロボットはAIで対象を認識し吸着ハンドでピッキングを行うが、衣服など柔軟物への対応は難しい。そういった従来型のロボットでは難しいプロセスに向けて、双腕のロボットハンドを備えるヒューマノイドの開発を進めているところだ。
寺井氏は「物流システムのレイアウトにどのようなヒューマノイドが適合するのか、ヒューマノイドメーカーが知らないことを当社は知っている。また、現行のヒューマノイドのようにモーターを多く使うと耐久性が低下する。モーターの数を減らすことで1年に1回のメンテナンスで運用できることを目指しており、この場合消費電力も削減できる」と述べている。
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