会見の登壇者。左から、関東マツダ深川店 店長の矢野宏和氏、オートエグゼ 代表取締役社長の寺田陽次郎氏、関東マツダ 代表取締役社長の東堂一義氏、マツダ 理事 国内ブランドビジネス統括本部 本部長の三浦忠氏[クリックで拡大]マツダ 理事 国内ブランドビジネス統括本部 本部長の三浦忠氏は「国内事業構造改革では、今後人口減少が想定される国内においても相対的に安定需要が見込まれる都市圏を重点エリアとして販売網を再構築する方針を打ち出している。新世代店舗を集中的に展開するとともに、既存店舗を含めたブランド体験強化も図っている。特に、ブランド体験では“遠くても行きたくなる”店舗づくりを目指しており、MAZDA HERITAGE SPACE FUKAGAWAはモータースポーツをコンセプトとしたブランド体験拠点となっている」と語る。
マツダのモータースポーツの原点に当たるのが、日本車として初めてル・マン24時間レースで総合優勝を成し遂げたマツダスピードの母体となったマツダオート東京である。オートエグゼ 代表取締役社長であり、マツダのレーシングドライバーとしてル・マン24時間レースをはじめさまざまなレースに参戦した寺田陽次郎氏は「当時の東洋工業の東京オフィスが八重洲にあり、ビルの1階がマツダオート東京のショールームだった。そこで『ファミリアロータリークーペ』に組み込むスポーツキットを販売していたが、商談後に実際にスポーツキットを組み込むための場所が、(MAZDA HERITAGE SPACE FUKAGAWAが位置する)ここだった。正真正銘マツダがモータースポーツのチューニングを最初に始めた場所であり、聖地といえるかもしれない」と述べる。
そこで、マツダのモータースポーツ文化を受け継ぐブランド体験拠点として整備したのがMAZDA HERITAGE SPACE FUKAGAWAである。関東マツダ 代表取締役社長の東堂一義氏は「モータースポーツはマツダが走る歓びを磨き続けてきた原点の一つであり、そこで培われた技術や思想は市販車にも受け継がれている。MAZDA HERITAGE SPACE FUKAGAWAでは、マツダのモータースポーツに関連する展示やコンテンツ、スタッフとの交流を通じて、マツダのモータースポーツの歴史や挑戦の歴史を身近に感じ取っていただき、顧客の前向きな気持ちや挑戦を後押しするきっかけとなるような、新たな体験発信の場となることを目指す。1970年代に寺田さんがここ深川店でやっていたように、ドレスアップやチューンアップに興味のある顧客の要望や不明点に気軽に答え、とことん語り合えるような専門性のスタッフを配置している」と強調する。
また、地域とのコラボレーションイベントやマツダのパートナー企業と連携したポップアップストアの開催など、人と人がつながるコミュニティー拠点としても活用していく方針である。「モータースポーツに興味がある顧客だけでなく、新たな人生やカーライフに挑戦したい方に気軽に来店し、相談していただけるような場所を目指したい」(東堂氏)という。
なお、関東マツダ深川店 店長の矢野宏和氏によれば、MAZDA HERITAGE SPACE FUKAGAWAの月間来場組数は200組を目標にしているとのことだ。「毎月第一土曜日にはマツダミュージアムとの中継イベントを行う予定であり、その他にもコミュニティー拠点として交流が自然に生まれる場にしていきたい」(矢野氏)としている。
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